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DCEUシリーズの話題作『ザ・フラッシュ』では、公開前からニコラス・ケイジ演じるスーパーマンがカメオ出演することが報告されており、実際に映画でも滅びゆくマルチバースの世界のひとつとして、彼が活躍する世界が登場していた。
その姿はティム・バートンの幻のスーパーマン映画での姿とほとんど同じで、ニコラス・ケイジのスーパーマンが思わぬ形でスクリーンデビューすることとなった。
ニコラス・ケイジはこのシーンについて海外メディアのインタビューで振り返り、劇中での巨大なクモとの戦いは撮影していないことを明らかにした。
映画の撮影自体には参加していたことを明らかにし、劇中でのスーパーマンのアップのシーンについてはニコラス・ケイジ本人によるものであることが明らかになった。
一方で自身が撮影していない、自分が登場するシーンがAIによって作られたと思ったと話し、ティム・バートン監督のAIによる映像作成の批判に賛同するコメントもしている。
現在ハリウッドで行われている全米俳優組合のストライキの要因のひとつにも、AIを使用した制作が論点になっており、制作スタジオが制作費用削減などを目的に、俳優の顔をスキャンしたデータとAIで作ったシーンを活用していくことに反対を表明している。ニコラス・ケイジも基本的にはこれに賛成する立場をとっている。
『ザ・フラッシュ』にはこのほかにも、すでに故人であるクリストファー・リーヴをCGで再現したスーパーマンや、同じく故人のアダム・ウェストのバットマンをCGで再現したことで批判も集まっていた。
今後はAIだけでなく、CGによる俳優の再現についても、考え方が大きく変わっていくかもしれない。
ただいずれにしてもファンが望んだもののひとつである、ニコラス・ケイジのスーパーマンが映画に登場したことは嬉しいサプライズであったことは間違いないだろう。
多くの話題を呼んだ『ザ・フラッシュ』はデジタル配信中だ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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