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2019年最も大ヒットした映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、すでにアメリカでサービスが開始しているDisney+ (ディズニープラス)で楽しむことができるようになっています。
『エンドゲーム』はご存知の通り、トニー・スターク/アイアンマンを演じたロバート・ダウニーJr.と、スティーブ・ロジャース/キャプテンアメリカを演じたクリス・エヴァンスが本作を持って契約終了、MCUからの卒業が決まっていました。
映画公開前は契約終了がわかっていたファンは、劇中でキャプテンアメリカが死んでしまう可能性が高いと予想されていましたが、実際にはトニーが宇宙を救うために自己犠牲を払い、キャプテンは過去に戻ることによって自分の人生をやり直す決断をしました。
それではなぜファンが予想していたような結末にキャプテンはならなかったのでしょうか?その理由について脚本家が回答を示しています。
トニーは他人のため、スティーブは自分のために
『アベンジャーズ/エンドゲーム』で脚本を執筆したクリストファー・マルクス氏とスティーヴン・マクフィーリー氏は海外メディアのVantiy Fairのインタビューに答え、映画の結末でなぜキャプテンアメリカの死は描かれなかったかの理由を明らかにしました。
・How the Avengers: Endgame Writers Made Life-and-Death Decisions
マクフィリー氏はキャプテンとトニーを対照的な位置に置いて2人のキャラクターの物語を作っていきました。彼が言うようにキャプテンとトニーの登場初期は全く正反対の人物像でした。
キャプテンアメリカになる前のスティーブは国のため、他人のため、正義のために自己を犠牲にしながら戦っていました。一方のトニー・スタークは軍需企業であるスターク・インダストリーズで、利益のために次々に兵器開発を行っており、なおかつプレイボーイと利己的な人物として描かれてきました。
しかしシリーズが進むにつれて2人は良い意味で逆転していきました。特にその境目になったのが『シビルウォー/キャプテンアメリカ』だったのでしょう。一部のファンにとってはバッキーのために行動するキャプテンが自己中心的に見えた人もいると思いましたが、今までの自己犠牲を払い続けた彼の行動からしたら、違和感を感じるのも当然のことです。
そして『エンドゲーム』でのトニーは宇宙を救うために最大の犠牲を払い、そしてキャプテンは戦いの後に自分自身の人生を歩もうと決意したわけです。
マルクス氏はマクフィリー氏のコメントに付け加える形で、『これが「エンドゲーム」でキャプテンアメリカを死なせなかった理由です』と話しました。
非常にうまく対照的に描かれたトニーとキャプテン。この2人の成長を振り返るためにも、もう一度インフィニティサーガの作品を見てみるのも良いかもしれませんね。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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