なぜ『アベンジャーズ/エンドゲーム』はアカデミー作品賞にノミネートされなかったのか? ー スカーレット・ヨハンソンが疑問

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マーベル・スタジオが展開するMCUシリーズは、2019年公開の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』で約10年にわたる「インフィニティ・サーガ」に終止符を打った。この作品は世界的な大ヒットを記録し、現在もなお世界歴代映画興行収入ランキングで約28億ドルを記録し、歴代2位にランクインしている。

一方で本作は、アカデミー賞では視覚効果賞にノミネートされたのみで、国際的な映画賞における作品評価はあまり得られなかった。

この点について、作中でナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウを演じたスカーレット・ヨハンソンは、Vanity Fair誌のインタビューで「なぜ『エンドゲーム』がオスカーを獲得できなかったのか」について疑問を呈している。

なぜこの映画はオスカーにノミネートされなかったのでしょうか?ありえない映画で、成功するとも思われなかったのに、映画としては本当にうまく機能している。しかも、史上最も成功した映画のひとつでもあるんです。”

ヨハンソンが特に問題視しているのは、アカデミー賞の作品賞にノミネートされなかった点であり、「作品としての完成度が正当に評価されなかったのでは」と語っている。

たしかに興行収入だけを見れば歴史的な成功を収めた作品だが、それだけではアカデミー賞の主要部門に食い込むのは難しい。特にシリーズ作品の場合、単体での完結性やテーマ性が重視される傾向があるため、『エンドゲーム』のようなシェアード・ユニバースの最終章的作品が評価されにくい背景がある。

ただし、MCU作品の中でも『ブラックパンサー』は作品賞にノミネートされた実績があり、同じくアメコミ映画の『ジョーカー』は、作品賞を含む複数部門でノミネートされ、最終的に主演男優賞などを受賞している(ジャンル的にはアメコミ映画ではないという意見もあるが)。

いずれにせよ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』が多くのファンから強く支持された作品であることは事実だ。その支持が今後、アカデミー賞などの評価基準にどのような影響を及ぼすのかも注目していきたい。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、現在Disney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

『エンドゲーム』はオモロイ

ゆとぴ

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