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※この記事には『スーパーマン』のネタバレが含まれています。ご注意ください。
DCUシリーズの映画として公開され、多くのファンに支持されている『スーパーマン』には、アメコミ映画ではおなじみの、エンドクレジット後に流れるポストクレジットシーンが用意されており、最後まで席に残った観客だけが楽しめる内容となっていた。
ただし、これまでのアメコミ映画と異なり、続編に直接つながるようなクリフハンガー的な内容ではなく、本当に“おまけ”としてのシーンに留まっているのが特徴だ。
このポストクレジットシーンを挿入した理由について、ジェームズ・ガン監督はScreen Rantのインタビューで、「エンドクレジットまで観てくれたファンへのお返し」だと明かしている。
今回のポストクレジットシーンは2種類存在しており、ひとつはスーパーマンとクリプトが地球を眺めながら静かに食事をするシーン。もうひとつは、ポケットユニバースのポータルが暴走し、メトロポリスに巨大な裂け目が発生。それを食い止めた後のミスター・テリフィックの姿が描かれている。
スーパーマンが「修復されたビルが少しズレている」と指摘すると、それがテリフィックの地雷だったのか、彼は近くの石を蹴りながら不機嫌に去っていくという、ユーモラスな一幕だ。
ガン監督は以前からポストクレジットシーン文化に対しては慎重な立場を示しており、今回も「観客の興味を煽るだけで、その後の作品で何も回収されない」ようなことは避けたいと語っている。
実際、マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2』でアダム・ウォーロックの存在を示唆した際には、その後すぐに登場させることができず、後悔したと振り返っていた。
今後のDCUシリーズでも、何かを示唆するようなポストクレジットシーンは、極力控えられることが予想される。アメコミ映画に対して一石を投じるという意味でも、『スーパーマン』には大きな意義があったと言えるだろう。
『スーパーマン』は2025年7月11日より劇場公開中だ。

映画への思いを感じますね

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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