ジェームズ・ガン、当初『スーパーマン』制作を断った理由を明かす ー 「どうすればいいかわからなかった」

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれています。

DCUシリーズの劇場公開作品第1弾として注目されている『スーパーマン』は、DCスタジオ共同代表のジェームズ・ガン監督が自ら指揮した作品であり、アメコミ映画ファンからも信頼されている彼が描く新たなスーパーマンの活躍に期待が集まっている。

実はガン監督が『スーパーマン』の制作を打診されたのは今回が初めてではなく、2018年ごろにもオファーがあったことが明らかになっている。しかしその際には制作を断り、『ザ・スーサイド・スクワッド』の監督を選んでいた

最近HMVショップで開催されたイベントの質問コーナーで、ジェームズ・ガン監督は当時オファーを断った理由について語った。

”2018年に『スーパーマン』の監督をオファーされた時、私は断ったんだ。その仕事に対して圧倒されてしまい、どうやればいいかわからなかったんだ。それに皆さんも覚えてるかもしれないですが、当時は他にも『スーパーマン』のプロジェクトが進んでいましたからね

当時はDCUシリーズの前身であるDCEUシリーズが展開されており、ヘンリー・カヴィルがスーパーマンを演じていた。2013年に『マン・オブ・スティール』が公開され、2016年には『バットマンVSスーパーマン:ジャスティスの誕生』、2017年には『ジャスティス・リーグ』が公開された。

しかし、興行成績の低迷や批評の厳しさからDCEUシリーズは方向性が不明瞭となり、ヘンリー・カヴィル演じるスーパーマンの今後の登場も不透明な状況に陥っていた。

当時のウワサでは、ワーナーがヘンリーの降板も検討していたとされ、そのような不安定な状況での『スーパーマン』映画のオファーに対し、ガン監督が戸惑ったのも無理はないだろう。またこの他にもJ・Jエイブラムスの黒人版『スーパーマン』のプロジェクトも存在するが、現時点では進捗は不明だ。

2022年公開の『ブラックアダム』では、ヘンリー・カヴィルがスーパーマンとしてサプライズ登場を果たし、復帰の期待も高まったが、結果的にその期待は叶わず、DCEUは終了。DCUとしてリブートされることとなった。

実質的に再スタートとなる『スーパーマン』は、過去のしがらみのない新たな構想のもとで制作されている。ガン監督自身がDCUを統括する立場であることからも、より自由にスーパーマンの世界を構築することができたと考えられる。

新たなシェアード・ユニバースの幕開けとなる『スーパーマン』は、2025年7月11日に日本公開予定である。

ゆとぴ

ゆとぴ

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

@frc_watashi_ame

ゆとぴのトイハコ

@frc_hero