『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』は終わりではなく”始まり” ー 監督のMCU修正プランも

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MCUシリーズのマルチバース・サーガのクロスオーバー映画として計画されている『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』は、サーガの最終作として予定されており、MCUの一区切りとなる作品としても予想されている。

最近、海外メディアのインタビューを受けた共同監督のジョー・ルッソ監督とアンソニー・ルッソ監督は、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』と『シークレット・ウォーズ』は終わりではなく、新たな始まりの物語であると言及した。

ジョー・ルッソ:”この2つの『アベンジャーズ』の魅力は始まりであるということです。新たな始まりです。私たちは以前(『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』)に終わりの物語を語りました。今回は始まりなのです。そこからどこに向かっていくかは誰にもわからないんだ。おそらくまた5年かかるでしょう。”

情報によると、『シークレット・ウォーズ』以降、MCUはソフトリブートされる予定で、現在の世界観を引き継ぎつつも、ミュータントやファンタスティック・フォーが存在する新たな世界へと変化していくと言われている。そのため、『ドゥームズデイ』と『シークレット・ウォーズ』は、単なるシリーズの終焉ではなく、新たな時代の幕開けとなるのだろう。

また、MCUシリーズの近年の低迷についても、ルッソ兄弟監督は修正のためのプランとして「軸となる物語に焦点を当てることが重要」とコメントしている。

アンソニー・ルッソ:”MCUはかなり大きくなってきました。正直に言うと私たちも同じ問題に悩まされています。ジョーと私が戻ることを決めた理由のなかには、もっと中心となる物語が必要だと思ったからです。これは以前にマーベルで仕事をしていたときに特にこだわっていたことです。焦点を絞った物語を復活させたいのです。”

インフィニティ・サーガでは、アイアンマンことトニー・スタークとキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースが物語の中心に据えられており、それがより『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で加速し、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で彼らの物語が大きなフィナーレを迎えた。

しかし、マルチバース・サーガでは、マルチバースの設定も相まって、多くのストーリーが同時に進行し、誰が中心なのかが明確になっていない。その結果、サーガ全体の方向性が不透明になっているという指摘もある。

ルッソ兄弟監督の復帰によって、物語の焦点が明確になり、『ドゥームズデイ』と『シークレット・ウォーズ』も統一感のある作品になっていくと期待されている。

最後に、ルッソ兄弟監督は2つの『アベンジャーズ』映画を連続で撮影することについても触れ、『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』の撮影時の過酷な経験を明かした。

ジョー・ルッソ:”とても疲れましたね。2つの映画の間には4週間の休みを挟んで立て続けに撮影しました。その間にアンソニーは肺炎になったんだ。どちらも体力的にとてもきつい映画です。文字通り映画の撮影が終わったらまたすぐに次の映画の準備をしなきゃならないからね。”

まさにルッソ兄弟の情熱が詰まった作品となる『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は2026年5月、『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』は2027年5月に全米公開予定だ。

ゆとぴ

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