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Netflixで制作されて、先日Disney+ (ディズニープラス)への移行が発表された『デアデビル』を始めとしたNetflixマーベルドラマシリーズ。
ドラマ内での表現はNetflixで制作されただけあって、ディズニーの名がサービスで配信される作品としてはなかなかの過激さを持っているのも話題になっている。
そんなDisney+ (ディズニープラス)でNetflixのマーベルドラマのような過激な表現を含んだ作品が配信されることに異を唱えているのが、アメリカの「Parents Television and MediaCouncil(PTC)」と呼ばれるテレビ番組などの表現について擁護・監視をするうような団体だ。
組織の会長であるティム・ウィンター氏は次のような声明を発表している。
要するに、ファミリー層向けの作品を制作してきたディズニー社のサービスで、露骨な表現のあるコンテンツを配信することはいかがなものかというのが声明の主旨だ。
これは以前にもファンの間でも議論されてきたものではあり、20世紀FOXがディズニー社傘下になった際も、FOX時代に制作された作品がどのように扱われるのか注目されていた。
結果的にはディズニープラス内に新たに「STAR」というブランドを作ることで、そこで20世紀FOX作品やR指定作品の配信を行うようになった。また年齢制限を設け、視聴するにはアカウントログイン時にPINコードを入力しなければならないといった仕組みも導入している。
いままでファミリー向け作品を楽しんできた層には十分配慮していると思うが、彼らにとってはそれでも不十分だとのこと。
率直に言ってしまえば”余計なお世話”であり、ディズニー社がどのような判断をしても、それが気に入らなければディズニープラスを退会して、好きな作品のDVDや配信だけを見ればいいだけの話である。
PTCとしてはディズニープラスから露骨な表現のコンテンツを排除してもらいたいようだが、それが叶う可能性は低いのではないかと個人的には考えている。
ウィンター氏は最後に次のように話している。
ブランドに傷がつくかは今後のディズニーのブランディング戦略次第。現在はディズニーグループが手掛けていないR指定作品を配信しているディズニープラスだが、今後はディズニーグループ自身がR指定作品を手掛ける日も来るかもしれない。そうなればある意味では映画業界の歴史が動くことにもなるだろう。
その際はぜひともPTCの反応がどのようなものか気になるところだ。
Disney+ (ディズニープラス)は米国などの国で3月中旬よりNetflixのマーベルドラマシリーズを配信予定だ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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