『スター・ウォーズ』EP7~9&外伝映画の損益が判明 ー 末期は大きく低迷

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ウォルト・ディズニー社買収後のルーカスフィルムの『スター・ウォーズ』は、続三部作シリーズとスピンオフで一気に展開してきた。

最近フォーブスがまとめた報告により、ディズニー体制による『スター・ウォーズ』シリーズの収支の数字が伝えられている。これは英国公式財務諸表からディズニーが受け取ったと見られる利益に関する数字が集計されている。

英国では制作費の払い戻しを受け取るために政府に対して掛かった制作費などの数字をすべて示す必要がある。ディズニー体制以降の『スター・ウォーズ』映画はすべて英国で撮影が行われていたため、スタジオが支払った制作費の情報がまとめられている。

まずは続三部作。
『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』は約5億20万ドルの黒字。シリーズ再起の一作として、数字でも群を抜いていた。『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』も約3億2400万ドルの黒字で続いた。
一方、『スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』は約4830万ドルの黒字にとどまり、利益幅は大きく縮小している。

スピンオフでは、エピソード3とエピソード4の空白期間を埋める映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が約2億5840万ドルの黒字で安定。対して『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は約1億330万ドルの赤字とされ、ディズニー体制下で唯一の“マイナス計上”になっている。

数字だけを並べると、公開初期の勢いから、終盤にかけて利益が細くなっていった流れが見える。特に『スカイウォーカーの夜明け』は世界興収こそ10億ドル超だったが、コスト面の重さが影響している。スピンオフは『ローグ・ワン』が堅調、『ハン・ソロ』が未達という対照的な内訳だ。『ローグ・ワン』は後にスピンオフドラマ『キャシアン・アンドー』の制作にも繋がっていることから、根強い人気を誇っていることもわかる。

2019年以降は劇場から離れている『スター・ウォーズ』シリーズだが、現在は新作映画『マンダロリアン&グローグー』と『スター・ウォーズ/スター・ファイター』の制作が進んでいる。このほかにもレイを主人公とした映画や新たな三部作シリーズも計画されているとし、上記の作品の展開で知見を得たルーカスフィルムやディズニーが新たな時代にどのような『スター・ウォーズ』を送り込んでくるのか注目をしておこう。

『ハン・ソロ』は結構厳しいですね、、、

ゆとぴ

ギネマナッツ編集部

映画情報サイト「Ginema-nuts(ギネマナッツ)」の編集部です。

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