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昨年末より、ハリウッド映画界揺るがしたウォルト・ディズニー社による、20世紀FOX買収騒動。
実際には両社とも合意に至り、現在は完全買収に向けた手続きが行われているようです。
しかし、ここにきて以前からディズニーのライバルとして名前が挙がっていたコムキャストが、買収への対抗案を講じているニュースが入ってきました。
なんともしぶといコムキャスト。
ディズニーに対抗する案は「全額現金での買収」というもの。詳しい事情に関しては専門分野ではないので、明言を避けますが、これに反応して20世紀FOXの親会社21世紀FOXの株価が一時5.1%上昇したとのこと。それなりに今回の対抗案には効き目があった模様です。
そして居ても立っても居られないのはアメコミファン。
ご存知の通り、20世紀FOXはマーベルコミックの『X-MEN』や『デッドプール』、『ファンタスティック・フォー』の実写映像化の権利を所有しています。
『F4』以外のX-MENシリーズは今でも人気シリーズとして続編が制作されています。
ディズニー社の参加にはマーベルが所属しており、『アベンジャーズ』をはじめとしてMCUシリーズは、実質ディズニーの元で展開されています。
このいわゆる”大人の事情”で、コミックでは実現していた『アベンジャーズ』と『X-MEN』、『F4』のクロスオーバーが、実写映画では実現していなかった。
昨年のディズニーによる20世紀FOX買収騒動は、アメコミファンにとっては朗報でしたが、今回のコムキャストの一件で、不透明な状況に。
僕を含めていろいろと妄想を繰り広げていたファンは落胆したことでしょう。
ちなみにウォルト・ディズニー社会長のボブ・アイガー氏はコメントで、『コムキャストの動きに関しては特別気にしていない』と強気な姿勢を示しています。
・Disney CEO Bob Iger Responds to Comcast’s Potential Bid for Fox Assets
果てして20世紀FOXの買収はディズニー、コムキャストのどちらに落ち着くのでしょうか?
これからもアメコミファン目線で見守っていきましょう。
マーベル・スタジオ最新作『アベンジャーズ/インフィニティウォー』は現在公開中、ウルヴァリンを殺した20世紀FOX最新作『デッドプール2』は6月1日より日本公開予定です。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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