『キャプテン・アメリカ4』監督、再撮影や公開前の否定的なレビューに言及 ー 「公開まで待つべき」

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2025年の最初のMCU映画として公開された『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』

本作は公開前から関係者向けの試写が行われており、そこでの否定的なリアクションが幾度か報告され、マーベル・スタジオ側もそれを受けてか追加撮影や再撮影を実施していたことが目撃されている。

こういった公開前からの不安要素となるレビューや再撮影の情報について、メガホンをとったジュリアス・オナー監督は「公開後の実際の観客の反応を待つべき」だとコメントしている。

追加撮影については1回だけ行いました。これはすべての映画でも同じことです。非常に多くの変数があるため、微調整をしながら、観客が気に入る映画をつくるためには必要不可欠です。(公開前の否定的なレビューについては)できる限り最高の映画を作っています。それが世に出て観客の反応を待ちたいと思っています

追加撮影や再撮影については、他のMCU映画はもちろん、ハリウッドの大作映画ならばあらかじめそういった予定を含んだスケジュールが組まれることがよくあるため、撮影が行われること自体は不思議ではない。

ただ本作ではその影響か、カットされたキャラクターも存在しており、サーペント・ソサエティについては監督が認めている。

当初の物語がどこまで異なっていたのかは気になるところだが、少なくとも多くの調整が行われたことは間違いなさそうだ。

また、公開前のレビューに関しても、映画が観客に公開された後の反応こそが最も重要であるため、オナー監督も公開を待つべきだと話している。

つまりは、自分自身の目で確かめることが大切であり、映画批評家の感想だけでは映画の価値を知ることは難しいということだ。

ちなみに『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、現時点で批評家の支持スコアが「51%」と低評価でありながら、観客スコアは「80%」と高い数値を記録している。

過去の『キャプテン・アメリカ』シリーズと比べると低いスコアではあるものの、批評家と観客の評価に大きな乖離が見られる状況だ。

こういった現象はハリウッド映画で年に数本は確認されることがあり、アメコミ映画で言えば『ヴェノム』(批評家:30% 観客:80%)がその代表例といえる。

本作も実際の観客の反応は大きく二分されているように見えるが、劇中のキャラクターに魅了されたファンも多く、今後の活躍を期待する声も少なくない。

次に『キャプテン・アメリカ5』が制作されるかは不透明だが、2025年のMCUの船出が大きくつまずく事態は避けられたように思える。今後は最終的な興行収入がどこまで伸びるかに注目だ。

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は2025年2月14日より劇場公開中だ。

ゆとぴ

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