黒人版『スーパーマン』が制作中止か ー ”過激すぎる”との理由から?

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DCUシリーズは、デヴィッド・コレンスウェットが主演を務めた『スーパーマン』が概ね高評価を獲得したことで、新たなシェアード・ユニバース「DCU」シリーズが好スタートを切ることとなった。

一方で、数年前から計画されていた黒人版『スーパーマン』のプロジェクトがある。

タナハシ・コーツ氏とJ・J・エイブラムス氏が制作に関与し、マイケル・B・ジョーダンが主演を務めるとの報道もあったが、実現には至っていない。

ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によれば、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーはこの黒人版『スーパーマン』のプロジェクトを中止する決定を下したという。

その理由としては、本作の内容がいわゆる「目覚めすぎている」と見なされ、過度な刺激を避けるために中止に至ったとされている。

黒人版スーパーマンという異なる設定を持つ作品だけに、多様なバリエーションを楽しめる企画として注目されていたが、現状DC映画が新たな出発点に立っていることもあり、プロジェクト全体を慎重に進めようという意図もあるようだ。

おなじみのスーパーマンの単独映画がヒットしている今、いきなり黒人版スーパーマンを投入してファンを混乱させることを避けたいという狙いも考えられる。

かつての情報では、本作はアメリカ国内で人種差別が横行していた1930年代を舞台に、地球で自身の居場所を模索する黒人版カル=エルの物語になるとのアイデアもあったとされている。

実際のところ、この企画にどれほどの実現可能性があったかは疑わしいが、現在DCスタジオでは作品全体の立て直しが進められており、それ以前に計画されていた『ワンダーウーマン3』や『バットガール』なども中止されている。
仕切り直しの中でプロジェクトの整理が進められるのは当然であり、黒人版スーパーマンの企画もその一環でストップした可能性がある。

なお、DCスタジオは基本的にワーナーから独立性の高い運営を行っているものの、今後はワーナー側の判断によってプロジェクトが左右されないよう、注意が必要である。

数年後には復活する可能性もあるので、頭の片隅には置いときたい

ゆとぴ

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