『キャプテンアメリカ4』監督、レッドハルクの異なるラストを明かす ー 喋らない演出も明かす

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※この記事には『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

MCUシリーズの最新作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』では、ハリソン・フォード演じるサディアス・ロスが変身するレッドハルクがついにMCUにデビューを果たし、話題を集めている。

本作では、ロスがレッドハルクに変身するシーンが物語のクライマックスとなっており、映画全体でも最大の盛り上がりを見せるポイントとなっていた。

劇場公開版では、レッドハルクはサムの説得によって正気を取り戻し、元の姿に戻る。その後、米国大統領の職を辞してラフト刑務所に収監されることを選んだという結末を迎えた。

しかし、ジュリアス・オナー監督によると、レッドハルクの運命には別の結末も用意されていたことが明らかになった

レッドハルクが明確に死んだバージョンはありませんが、映画の終盤で起こった出来事の後、観客にロスがどうなったのかを知らせないバージョンはありました。しかし、ファンに大人気のキャラクターがまた登場すると思うし、我々全員が知っているように、ハルクが死ぬことはそう簡単ではありません”

オナー監督は、レッドハルクが生死不明のまま物語を終える構想もあったことを明かした。この構想が採用されなかった理由は不明だが、以前に本作の撮影現場が目撃された際には、リヴ・タイラー演じるベティ・ロスも登場する葬式シーンが撮影されていたという。

このシーンは、サディアス・ロスの遺体が発見されないまま死亡したことにされ、彼の葬式が執り行われた可能性も考えられる。

いずれにしても、ロスが生存していることは確定しており、将来的に別の作品で再登場する可能性も十分に考えられるだろう。

また、オナー監督はレッドハルクが劇中で喋らなかった理由についても語っている

”レッドハルクが話すべきかどうかは、かなり議論になった。彼は話すべきではないというのが私の考えで、映画ではそれが採用されています”

監督は、この判断が「ロスが直面している変身と、彼が感情的に抱えている葛藤」にも関連していると説明する。

”もし彼がハルクとして言葉を持ってしまったら、人々はお互いに会話できるようになり、純粋な本能(イド)からより理性的な存在へと変わってしまいます。それはハリソンも同じように感じていました”

劇中でのレッドハルクは、怒りが頂点に達したことで変身し、大暴れしていた。そのため、言葉を話すことは、もはや怒りに支配されていないことを示してしまうことになる。オナー監督は、あえてレッドハルクに言葉を持たせなかったのは、キャラクターの本能的な暴走を強調するためだったと示唆している。

なお、コミック版のレッドハルクは、ハルクと異なり理性を保ったまま変身することが可能なキャラクターとして描かれている。今後、映画でもこの設定が取り入れられる可能性もあるだろう。

レッドハルクが大暴れする『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、2025年2月14日より劇場公開中だ。

ゆとぴ

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