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※この記事には『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』のネタバレが含まれています。ご注意ください。
MCUシリーズの最新作として公開された映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』。
本作では、複数のヴィランが登場し、『インクレディブル・ハルク』以降、長年行方不明となっていたサミュエル・スターンズ/リーダーと、ジャンカルロ・エスポジート演じるサイドワインダーがキャプテン・アメリカと激突する。
注目の二人のビジュアルは、コミックから大きく変更されている。スターンズはガンマ線の影響で緑色の肌となり、脳が肥大化したことで、皮膚の下からも脳の形が浮き出るほど歪んだ頭を持つ異形の姿になっている。一方、サイドワインダーは、コミックでの蛇を模したコスチュームを着用しておらず、傭兵のような現実的な装いで登場している。
このビジュアル変更について、監督を務めたジュリアス・オナー氏は、映画の世界観に合わせたものだと海外メディアのインタビューでコメントしている。
コミック版のリーダーは、巨大な頭を持つ異型キャラクターではあったが、映画ほどの怪物感はなかった。当初の映画版でも、よりコミックに近いビジュアルが検討されていたと言われているが、最終的には現在の奇形の姿に変更された。
このデザイン変更によって、まさに「怪物」と化したリーダーの姿が強調され、彼の復讐心を一目で伝えるデザインは、オナー監督の意図通りの効果をもたらしている。
サイドワインダーをはじめとするサーペント・ソサエティについても、同様に映画の世界観に合わせて、より現実味のあるビジュアルにしたと話している。
サーペント・ソサエティのキャラクターには、サイドワインダー以外にもキングコブラやダイヤモンドバックも登場する予定だった。しかし、撮影現場で目撃されていたものの、実際の映画ではカットされている。
このカットも、より現実味を持たせたキャラクター表現を追求した結果なのかもしれない。
オナー監督は、コミックへの敬意を持ちつつも、映画作品として正しい表現を目指したと語り、今回のビジュアル変更に至ったことを明かしている。
コミックそのままのビジュアルを再現することもファンには嬉しいサプライズだが、あまりに原作に忠実すぎて映画の雰囲気を壊してしまっては本末転倒だろう。
絶妙なバランスを意識して制作された『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、2025年2月14日より劇場公開中だ。
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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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