マーベルの超秘密主義はサミュエル・L・ジャクソンのせい? ー アンソニー・マッキーが明かす

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MCUシリーズを展開するマーベル・スタジオといえば、その超秘密主義っぷりが有名である。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』や『アベンジャーズ/エンドゲーム』の撮影時には、全脚本を読めた俳優はほとんどおらず、撮影中も「何と戦っているのかわからないままアクションをしていた」という逸話も残っている。

この徹底した秘密主義は、巨額の資金が投入され、マーケティングにも大きな影響を与えることが背景にあるが、実はこの方針が強化されるきっかけとなったのは、ニック・フューリー役で知られるサミュエル・L・ジャクソンだったと、サム・ウィルソン役のアンソニー・マッキー明かしている

”サミュエル・L・ジャクソンに最初の『アベンジャーズ』の脚本が送られてきたんだ。アシスタントがそれをダウンロードしてオフィスで印刷したんだけど、うまく印刷できなかった。それで技術者を呼んで直してもらった。そしてサムに印刷された脚本が渡されたんだ。でも彼は印刷ボタンを2回押していた。彼が帰ったあとに、もう一部の脚本がプリンターに残っていた。それを関係者が見つけて売ってしまったんだ。そして脚本全体がオンラインに流出した。”

この件はサミュエル・L・ジャクソン本人も明かしており、流出した脚本には彼の名前入りの透かしが入っていたため、出所がすぐに判明した。ただし脚本を売却した人物はその後国外に出国し、捕まえることはできなかったという。

アンソニー・マッキーは、現在の脚本受け取り方法についても語っている。

”いまは本当に若い子が、飛行機に乗ってニューオーリンズの僕の家まで来るんだ。玄関先で僕が脚本の受け取りにサインして、その様子を僕の名前が映るように写真に撮る。そしてその日のうちにロサンゼルスに帰っていくんだよ。”

ハリウッドでは、秘密主義はもはや常識となっているが、それでも時折、俳優や関係者のコメントから小さな情報がこぼれ落ちることもある。

とはいえ、全体像が見えてこない点からも、いかに情報管理が厳重に行われているかがわかるだろう。

現在マーベル・スタジオは『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の撮影を進行中であり、多くのキャストが参加しているだけに、今後のインタビュー発言なども注目されていくことになるはずだ。

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は2026年5月に全米公開予定である。

”マーベル・スナイパー”に狙われちゃう

ゆとぴ

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