『アガサ』スカーレット・ウィッチ登場は最初からなかった? ー 物語へ悪影響とも

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MCUドラマ『アガサ・オール・アロング』は、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチとヴィジョンを主人公としたドラマ『ワンダヴィジョン』の続編として製作されており、ヴィランであったアガサ・ハークネスの復活と過去を描いた物語となっている。

そんな今作にはスカーレット・ウィッチの再登場を期待する声もファンの間で聞かれていたが、結果的に彼女が登場することはなかった。

彼女の生死が明確にされることもなかったが、製作総指揮であるジャック・シェーファー氏海外メディアのインタビューで、この決定に至った経緯についてコメントしている。

”本気で話し合いをしたことはなく、正直に言うとキャスティングや予算などのもっと規模の大きな話です。またクリエイティブなレベルで、アガサというキャラクターに対してフェアではないと感じました。このドラマは彼女の物語であり、ワンダを復活させるというアイデアはある意味では、物語をひっくり返すように感じました。私はワンダを愛していますし、彼女の行動がこの作品全体に影響しているという点では、ワンダはドラマの一部だとは感じています。”

シェーファー氏の言う通り、今作はタイトルからもアガサを主人公とした物語だ。途中からはビリー・マキシモフも主人公のひとりとして扱われているような気もするが、ここでワンダが復活すれば、視聴者の意識が持っていかれることは確実だろう。

アガサの物語を描くという目的の上ではワンダの存在はあまりにも強烈すぎると言える。そのために当初から彼女の登場は計画されていなかったようだ。

もちろん全く触れられていないというわけではなく、第1話ではワンダと思しき死体を登場させたり(明確に彼女であるかは不明)、ビリーからワンダの行方を尋ねられたアガサが答えをはぐらかすなどをしていた。

ちなみにマーベル・スタジオからはワンダの生死を明確にはせず、”消えた”というワードを使用するにように要望があったとシェーファー氏は明かしていた。

スカーレット・ウィッチについては将来的に単独映画が予定されているとされており、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』で生死不明の状態になって以降の彼女の動向が描かれると予想される。

今後のMCUシリーズにおいても重要なキャラクターになるとされているため、『アガサ』の次の展開には注目をしておこう。

ゆとぴ

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