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※この記事には『サンダーボルツ*』のネタバレが含まれています。ご注意ください。
MCUシリーズの映画として話題となっている『サンダーボルツ*』では、当初タスクマスターがメンバーとして活躍することが宣伝されていたが、予告編などから彼女の姿がほとんど確認されなかったことから、ファンの間では不穏な予想が広がっていた。
結果的にその予想は的中し、タスクマスターは序盤であっけなく死亡している。
この展開について、ジェイク・シュライアー監督は「物語の意外性を狙った演出」だと説明しているが、映画全体の評価が高かったこともあり、この部分だけがノイズとして受け止められたとも言われている。
The Midnight Boysのポッドキャストに出演したシュライアー監督は、本作の制作過程を振り返り、タスクマスターの死の演出にはマーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏も関与していたことを明かしている。
このように、タスクマスターの死は明確にサプライズ演出として設計されていたことがわかる。ファイギ氏のアドバイスによって、その効果がさらに強化されたというわけだ。
とはいえ、そもそもタスクマスターを物語から排除すること自体が正しい判断だったのかは疑問が残る。今後のシリーズにおいて彼女が登場しないことのほうが、ファンにとっては大きな喪失として受け止められている。
『ブラック・ウィドウ』で初登場した際には、コミックの設定から性別を変更したことにより一部で批判もあったが、本作ではヒーローとしての再評価が期待されていたため、今回の展開はその期待を裏切る形となった。
一部では「今回の死は、原作通りのタスクマスターを登場させる布石である」との見方もあるが、そこまで構想されていたかどうかは不透明である。
オリジナルの構想ではタスクマスターは生存し、そのままニュー・アベンジャーズの一員となる予定だったとも言われている。
今後も映画の評価とは別に、タスクマスターの最期については賛否が続きそうだ。『サンダーボルツ*』は2025年5月2日より劇場公開中である。

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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