『サンダーボルツ*』脚本家、当初のタスクマスターの物語を共有 ー 「◯◯◯との絆があった」

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※この記事には『サンダーボルツ*』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

MCUシリーズの最新作『サンダーボルツ*』では、過去の作品でヴィランとして登場したキャラクターや、道を踏み外したキャラクターたちが集まり、ヒーローとしてチームを組んで脅威に立ち向かう物語が展開されている。

しかし『ブラック・ウィドウ』のヴィランとして登場し、自身も辛い過去をもつタスクマスターは、映画序盤であっけなく死亡してしまう。

映画全体の評価が高かっただけに、この展開だけがノイズとして一部のファンには受け入れがたいものとなっているが、最近Polygonのインタビューに応じた脚本家のひとり、エリック・ピアソン氏は、本来の脚本ではタスクマスターは最後まで生き残っており、ゴーストとの間に友情のような関係が描かれていたことを明らかにした。

”エイヴァ・スター(ゴースト)はタスクマスターよりも少し早く自由を勝ち取っていたので、ある意味では「自由になって自分自身を取り戻す方法」を教える、姉のような存在だった。”

以前からゴーストとの関係性が示唆されていたが、ここまで具体的に語られたのは今回が初めてである。共に過酷な境遇を経た二人が共通点を見出し、絆を深めていく展開が想定されていたことがうかがえる。

しかし実際の映画では、そのタスクマスターがゴーストの銃弾によって頭部を撃たれ、あっけなく退場している。

また、タスクマスターにはコメディ的な描写も用意されており、記憶障害に悩まされる彼女がジョン・ウォーカーと衝突と和解を繰り返すが、直後にそのことを忘れてしまうというギャグシーンもあったとピアソン氏は語っている。

この描写は、ヴォイドの影響で記憶を失うボブとの描写と重複すると判断され、結果的にカットされた可能性も示唆されている。

一部の劇中スチルには、終盤までタスクマスターが生存していた痕跡が確認されており、その中でゴーストとの関係性が描かれていたシーンも存在していたことがうかがえる。

ピアンソ氏自身はタスクマスターのプロットのカットには関わっていないようで、自身も後に知ってショックを受けたとも別のインタビューの中で振り返っている。

多くのファンに驚きを与えることとなった『サンダーボルツ*』は、2025年5月2日より劇場公開中だ。

ゴーストの新しい側面も見れましたね

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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