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MCUシリーズの『サンダーボルツ*』は、映画公開前からタイトルに付された「*(アスタリスク)」が何を意味するのか、ファンの間で議論が交わされていた。結果的にこれは「仮称」のような意味合いであり、後にサンダーボルツがニュー・アベンジャーズへと改称され、映画のタイトルも『ニュー・アベンジャーズ』に変更されたことで話題となった。
この大胆なマーケティング手法は、米国では映画公開から数日で解禁されたため、一部のファンからはネタバレに繋がるプロモーションだとして反発の声も上がっていた。
最近、Empire誌のインタビューに応じたウォルト・ディズニー社マーケティング部門のシニア・バイス・プレジデント、ライアン・スタンケビッチ氏は、この手法について擁護するコメントを残している。
あくまで議論が起きること自体は歓迎するとしながらも、この手法の是非については明言を避けた。ただし、スタンケビッチ氏がマーケティング部門の幹部であることから、基本的には肯定的な立場にあると見られている。
特に批判が集中したのは、「ニュー・アベンジャーズ」の名称を解禁するスピード感である。公開から1週間も経たないうちに発表されたことで、初週末に劇場で鑑賞したファン以外はサプライズの演出を体験できなかった。
なお、情報解禁のタイミングは国ごとに異なり、日本では公開から約2週間後に公式情報が公開されていた。
本作は『サンダーボルツ*』というタイトルでありながら、実際にはニュー・アベンジャーズ誕生までの過程が描かれている。作品自体の評価は高かったものの、マーケティングには苦戦していたとされており、結果としてこの話題性を狙ったPRは成功だったとも言えるだろう。
ニュー・アベンジャーズ誕生の物語を描いた『サンダーボルツ*』は、2025年5月2日より劇場公開中である。

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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