『サンダーボルツ*』フェイクのエンディングを撮影していたー 異なるチーム名を発表

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※この記事には『サンダーボルツ*』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

MCUシリーズの映画『サンダーボルツ*』は、エレーナをはじめ、一度道を外れてしまったキャラクターたちが、新たなヒーローチームとして活躍する姿を描いたオリジン作品である。

そしてラストでは、過去に彼らを裏で操っていたヴァレンティーナの手によって「ニュー・アベンジャーズ」と改称され、市民に発表されることで、彼らは図らずも新たなアベンジャーズとして活動することとなった。

この『サンダーボルツ*』の印象的なラストシーンについて、実は別バージョンも撮影されていたことを、エレーナ役のフローレンス・ピューエンターテインメント・ウィークリー誌のインタビューで明らかにしている。

”彼女が「ニュー・サンダーボルト!」って言うバージョンを撮影したんです。市民たちが「わー!」って感じだったんです。それから他のエキストラたちを外して、ジュリア・ルイス=ドレイファスのセリフを撮影したんです。それがすごくクールでした”

このシーンは、一般のエキストラに「ニュー・アベンジャーズ」という重要な展開を知られないようにするためのフェイクシーンであり、当初から映画に採用する意図はなかったと考えられる。

マーベル・スタジオではリーク対策として、こうしたフェイクのシーンを撮影する手法が以前から採用されており、本作のような最大のネタバレになりうる展開については、関係者のみで慎重に撮影が行われていたのだろう。

結果的に映画公開直前までリークは起きず(予想はされていたが)、一部に反発の声はあったものの、米国では公開から数日のうちに映画タイトルを『ニュー・アベンジャーズ』に変更するという大胆なプロモーションが展開された。

マーベル・スタジオによるリーク対策がいかに綿密に行われているかがうかがえる興味深いエピソードである。

さすがマーベル

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