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※この記事には『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』のネタバレが含まれています。ご注意ください。
ソニー・ピクチャーズのマーベル映画シリーズであるSSUの最新作として公開された『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』。
トム・ハーディが主演する『ヴェノム』三部作の最終作となっており、エディ・ブロックとヴェノムの別れを描いた物語となっている。
そんな今作はMCU映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のポストクレジットシーンでエディとヴェノムがカメオ出演した後の最初に作品になっており、2つのシリーズの繋がりについてどのように扱われるかも注目されていた。
しかしどうやらファンが期待するような扱いではなかったようだ。
『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』、『NWH』のポスクレを変更か
今作の冒頭は、予想通り『ノー・ウェイ・ホーム』のポストクレジットシーンに似たものから始まる。
エディはポスクレと同じ格好をしており、メキシコのバーにてMCU世界のスーパーヒーローの話をバーテンダーから聞き、サノスや5年間も全生命の半分が消滅していた話なども聞いていた。
『NWH』ではスパイダーマンに会いに行くと決めて立ち上がった瞬間に、ドクター・ストレンジの魔術によって元の世界に戻されていた。
しかし『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』ではストレンジの魔術ではなく、ヌルがゼノファージを送り出す際に使用したワープホールのようなものに変更されていた。
そのため『NWH』では光りに包まれながら徐々に消滅していたエディたちが、今作ではワープホールに吸い込まれるように消えていっていた。
この演出が後付けによる設定変更なのか、それともソニーが単独で行ったものなのかは定かではない。
ただ少なくともSSUシリーズについてはマーベル・スタジオは制作には関与していないため、何らかの目的を持って『NWH』のポストクレジットシーンの演出を変更したと思われる。
またもうひとつの気になる点として、MCU世界に残していったシンビオートの欠片の行方だ。
これについては全く触れられていない。
この映画ではエディたちはすくに元の世界に戻されており、以降はMCU世界に触れることもないため、シンビオートの欠片についてももちろん触れることはなかった。
エディとヴェノムは元の世界でも同じようなメキシコのバーに飛ばされており、そこには顔は同じだが髪型は異なるバーテンダー(俳優は同じ)もいた。おそらく彼はバーテンダーの変異体といったところだろう。
ヴェノムはそこでも代金として置いたコインをカウンターに貼り付けるためにシンビオートの欠片を残している。
このシンビオートについては、映画の中でレックス・ストリックランドが回収している。予告編で使用されたものもこのシーンだ。
残念ながら『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』ではMCUのクロスオーバーに繋がるような伏線は含まれることはなかった。
もちろんMCU世界のことはマーベル・スタジオ側の作品で描かれるため、今後制作される『スパイダーマン4』にて残されたシンビオートの欠片について扱われるかもしれない。2つの世界のクロスオーバーの可能性はそれ以降に託した方が良さそうだ。
ウワサでは『スパイダーマン4』にシンビオートスーツのスパイダーマンの登場や、エディ&ヴェノムの参戦の情報もあるのだが、『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』ではそこに繋がるようなものはない。
『ヴェノム』シリーズの完結でありながらも、まだまだ謎を残している『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』。映画は2024年11月1日より日本公開予定だ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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