「東京コミコン2024」にモリーナ・バッカリン&ベン・マッケンジーが登壇 ー 『ニンジャバットマン』新作ステージも

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「東京コミコン2024」2日目、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーよりバットマン85周年を祝して、DCアニメ映画『ニンジャバットマン対ヤクザリーグ』のスペシャルステージ、さらにはモリーナ・バッカリン氏とベン・マッケンジー氏の『GOTHAM/ゴッサム』のトークショーが開催された!

2025年3月配信も決定!『ニンジャバットマン対ヤクザリーグ』トークセッション

最初に『ニンジャバットマン対ヤクザリーグ』のトークステージが開催され、バットマン役の山寺宏一氏、監督の水崎淳平氏、高木真司氏、脚本家の中島かずき氏、キャラクターデザインの岡崎能士氏が登壇した。

『ニンジャバットマン対ヤクザリーグ』予告編

山寺氏は、某アイドル俳優の名前を出してボケながらも、劇場公開を実現するために映画の魅力を伝えに来たと語った。

ボケを交えながら挨拶をする山寺宏一氏

”いままでマイケル・キートン版やレゴバットマンなど、多くのバットマン役を演じてきましたが、『ニンジャバットマン』は日本で作られているので特別です。本当はこんなに大勢のお客さんの前で『ヤクザヤクザ!』と言っていいのかと思っていますが、ゲストの方々(モリーナ・バッカリン氏とベン・マッケンジー氏)にもぜひ観てほしいですね!声優陣も朴璐美さんなど豪華で、この方たちとの共演は骨が折れるほどの大変さでした(笑)”

また、山寺氏はプライベートで足の小指を骨折した経験を笑いに変えながら、『ニンジャバットマン対ヤクザリーグ』への熱意を表現した。

脚本家の中島氏は本作のアイデアについて振り返り、斬新なアイデアがそのままワーナーに採用されたことを明かした。

脚本家の中島かずき氏

”ニンジャの次はヤクザかなと思って、どうせ断られるだろうと思い切って提案したら、通ってしまったんです(笑)。タイトルにもNGが出なかったので、そのまま『ヤクザリーグ』でいけました”

さらに、ヤクザ風にアレンジされたジャスティス・リーグのキャラクターデザインを担当した岡崎氏は、自身の任侠映画好きが影響したことをコメントした。

キャラクターデザインの岡崎能士氏

”デザインのポイントとして、僕がもともと任侠映画を観て育ってきた影響があります。ヒーローの要素を任侠映画の美学に落とし込んでデザインしました。脚本も素晴らしかったので、ノリノリで作業できました”

水崎淳平監督

また、水崎監督は、DCスタジオ共同代表のジェームズ・ガン氏にこの作品をぜひ観てほしいかと問われると、『ザ・スーサイド・スクワッド』に登場した大量のネズミのシーンに触れ、『ニンジャバットマン』のサルが大量に登場するシーンとの関連を挙げながら、ガン氏が本作を気に入るのではないかとの考えを述べた。

”ジェームズ・ガンの『ザ・スーサイド・スクワッド』を観て、『ニンジャバットマン』が好きなんじゃないかと感じました。ぜひ観てもらいたいですね”

『ニンジャバットマン対ヤクザリーグ』は高木監督と水崎監督の共同制作であり、高木監督は「水崎監督とは制作方針が似ているため、衝突もなくスムーズに進めることができた」と話した。一方、水崎監督は「自分が脚本に共鳴して突っ走ってしまう傾向があるため、高木監督がそのブレーキ役になっている」と分析した。

高木真司監督

前作からじわじわとファンを増やし、待望の続編として実現した『ニンジャバットマン対ヤクザリーグ』は、2025年3月21日よりデジタル配信が予定されている。

夫婦で登壇!『GOTHAM/ゴッサム』ステージ

モリーナ・バッカリン氏&ベン・マッケンジー氏

次に、ゴッサムシティを舞台にした人気ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』レスリー・トンプキンスを演じたモリーナ・バッカリン氏と、青年期のジェームズ・ゴードンを演じたベン・マッケンジー氏がトークセッションに登壇し、ドラマでの裏話や夫婦に関する質問に答えた。

マッケンジー氏は、数々の俳優が演じてきたゴードン刑事を自分が演じるにあたって、若い頃のゴードンの経験やゴッサムへの愛情を意識したと語った。

”演じるにあたって大事だと思ったのは、ゴードンがどんな子供時代を過ごしてきて、過去には軍人としての経験があること。そして、彼がゴッサム・シティを愛している理由を深く知ることで、その要素を演技に盛り込んでいきました”

バッカリン氏は、ドラマの中で最も印象に残ったものを訊かれ、キャメロン・モナハンが演じたジョーカーが登場するエピソードを挙げた。

”キャメロンのジョーカーが登場するエピソードが一番好きでした。テレビ放送なのにここまでやるのかというクレイジーさが大好きでした”

また、ドラマで演じたキャラクター以外で好きなキャラクターについて、マッケンジー氏はゴードンが乗っ取られてしまうクレイフェイスを挙げ、ヴィランとしてのゴードンを演じるのが楽しかったと振り返った。一方、バッカリン氏はスケアクロウを挙げ、白昼夢を見させる演出が非常に印象的だったと語った。

この『GOTHAM/ゴッサム』をきっかけに夫婦となった二人は、シーズン5の第9話でレスリーとゴードンが結婚するエピソードの裏話も披露した。

ベン・マッケンジー:”あのエピソードは私が脚本を書いたんです。なので、モリーナに言ってほしいセリフを書いたんだ

これに対してバッカリン氏は「普段なら絶対にそんなセリフは言わない」と笑いながら返答した。

続いて『GOTHAM/ゴッサム』以外の話題に移り、2024年に公開された映画『デッドプール&ウルヴァリン』について、バッカリン氏が演じたヴァネッサとウェイド・ウィルソンの関係が最後にどうなったのかを問われた際、彼女は意味深な回答をした。

”はっきりとは言えないけど、二人の関係は複雑で、問題が解決できるかどうかはわかりません。ただ、私としては二人の関係が戻ったらいいなと思っています

また、ヴァネッサがコミックではコピーキャットとして活躍していることに触れ、将来的にマーベル映画に出演する可能性について聞かれると、「契約にはいつでもサインします」とファンを期待させるコメントを残した。

トークセッション中、二人は仲睦まじい様子を見せ、子どもの存在が結婚生活をより幸せなものにしていると語った。

最後に日本のファンに向けて「日本に来れて本当に嬉しい」とメッセージを伝え、DCキャラクターのコスプレイヤーや『ニンジャバットマン対ヤクザリーグ』の出演者と制作スタッフと共にフォトセッションを行い、ステージを後にした。

「東京コミコン2024」は2024年12月6日(金)~8日(日)まで幕張メッセで開催中だ。

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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