マーベルと仕事をする日本人コミックアーティスト「Goodmanヤマダ」の起源に迫る【コミチャ新キャラ決定記念】

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アメコミ作品に特化したLINEオープンチャット「Comi-Cha(コミチャ)」は、新たなステージに進もうとしている。

その一環として「コミチャの新しいイメージキャラクターを作ろう!」という企画が立ち上がり、Goodmanヤマダ(以下、ヤマダ)さんに制作を依頼した。

今回はその依頼に合わせ、ヤマダさんがイラストレーターとして歩んできた道のりや、憧れのアーティスト、今後の展望について話を聞いた。

ー これまでの経歴を教えてください。

ヤマダ

5年前、学生の頃にカットイラストや書籍の挿絵の仕事から始めました。卒業後はアルバイトとフリーランスをしながら、2025年にはディズニーランドで行われた1月~6月の期間限定プログラム「イッツ・ア・スモールワールド with グルート:テイクオフ(アプリ限定)」にも携わりました。
その後フリーのイラストレーターとして絵一本で活動しています。

イッツ・ア・スモールワールド with グルート:テイクオフ(アプリ限定)

ー コミックアーティストを目指すきっかけは?

ヤマダ

完全に『アベンジャーズ』です。小学5~6年生のときに映画館で観て、「コミックアーティストになりたい!」と思いました。イラストレーターは入口で、コミックアーティスト自体は小さい頃からの夢でした。

ー コミックアーティストを目指す中で、影響を受けた方はいますか?

ヤマダ

PEACH MOMOKO先生をロールモデルとしています。高校生のとき、上京を決めたものの右も左も分からず、どう動けばいいのかを知るために多くのアーティストの方々へメールを送りました。返信をくださったのがPEACH MOMOKO先生でした。

そのやりとりは一度で終わらず、困ったときにはアドバイスをいただき、現在はパートナーの睦さんが中心となってメッセージのやり取りをさせていただいています。業界に入ってからも分からないことは多く、相談すると的確に導いてくださる。ずっと憧れの存在ですし、日本人としての偉業をいくつも成し遂げたコミックアーティストとして、永遠に追い続けたい方です。

ー 今回はコミチャのイメージキャラクターをどのように描かれたのですか?

ヤマダ

既存キャラクターの“置き換え”を意識しつつ、その良さを壊さず受け継ぐデザインにしました。既存のアートスタイルは自分とは異なるため、依頼をいただいた以上は自分の持ち味も出すべきだと考えました。

デフォルメを効かせたコミカルな雰囲気で、配色も含めてカートゥン調に寄せています。既存のキャラクターデザインとは違いますが、「2つを融合させる」イメージで、元の魅力を大切にしながら自分のスタイルで描きました。

・新キャラクター「C-コネクタ」について

名前:C-コネクタ
アメコミというコミック、映画だけでなく、そこから広がるフィギュア、アパレルなど広い分野にSNSを通して接続(コネクト)する。
頭文字の《C》はコミック(Comic)やチャット(Chat)だけではなく、コミュニティ(Community)、シネマ(Cinema)、コスプレ(Cosplay)、コミッション(Commission)などの《C》を合わせて「C-コネクタ」という名前となった。

ー 今後の目標についてお聞かせください。

ヤマダ

影響を受けたPEACH MOMOKO先生や、多方面で活躍するグリヒル先生に続きたいという思いが大前提にあります。お二方は独自の角度から世界観を確立し、それぞれの偉業を成し遂げている。それに続くにはいまの自分にはまだ難しい。

それでも、いまは自分の物語を作り、描きたいと強く思っています。自分だからできること、他のアーティストにはできないことを考え続け、いま描かせていただいているマーベルの仕事でも、自分にしか描けないものを残したいです。大きなタイトルをひとつ作り、「Goodmanヤマダだから実現できた」と言われる作品を手掛けたいです。

今回はイメージキャラクターの制作とインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。今後のご活躍を楽しみにしています!

ゆとぴ

ゆとぴ

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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