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※この記事には『サンダーボルツ*』のネタバレが含まれています。ご注意ください。
MCUシリーズの『サンダーボルツ*』は、フェイズ5の最後の映画として位置づけられており、公開前から次に続く『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』への伏線が用意されていると予想されていた。
その演出の中には、かつて登場した征服者カーンとの関連を示唆する内容も含まれていたことを、本作の脚本家エリック・ピアソン氏がIGNのインタビューで明かしている。
具体的な内容は明かされていないが、ピアソン氏が映画に参加した2021年当時には、カーンの登場を前提としたシーンが用意される予定だったという。この構想は、当初『アベンジャーズ/ザ・カーン・ダイナスティ』として制作が予定されていた映画との連動を意識したものだったと考えられる。
そのため、『サンダーボルツ*』ではニュー・アベンジャーズとして活動することとなるエレーナたちに、カーンの脅威を知らせるような場面が想定されていた可能性がある。
しかしご存じの通り、『ザ・カーン・ダイナスティ』は『ドゥームズデイ』へとほぼ別の作品として再構築されており、当時の構想が今後映像化される見込みは極めて低い。
また、征服者カーン役を務めていたジョナサン・メジャースは、2023年に暴行容疑などで起訴された影響から、マーベル・スタジオとの契約を解除されている。これにより、彼が演じたカーンの変異体たちなどの大きな宿題が、今後のMCU作品にどのように扱われるかは不透明なままとなっている。
ピアソン氏は、当初構想されていた他のポストクレジットシーンについても明かしており、『ブラック・ウィドウ』や『ホークアイ』で描かれたヴァルからの依頼により、エレーナがホークアイ暗殺を企てた件に触れる案もあったという。しかし、時間が経過したことや、演出的なインパクトの薄さから最終的に見送られたと語っている。
実際の『サンダーボルツ*』のポストクレジットシーンでは、ニュー・アベンジャーズとして活動するエレーナたちに突如通信が入り、別宇宙から謎の宇宙船が地球に接近しているという報告を受ける。その宇宙船には「4」のエンブレムが描かれており、ファンタスティック・フォーの登場を示唆する内容となっている。
このシーンは『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』を手がけるルッソ兄弟監督によって撮影されており、作品間をつなぐ構想が『ザ・カーン・ダイナスティ』の時点から継続されていたことがうかがえる。
残念ながらカーンは登場しないものの、MCUの物語のターニングポイントとなる『サンダーボルツ*』は2025年5月2日より劇場公開中だ。

カーンは大きな宿題ですね

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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