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DCコミックス映画でもいまだに名作として名高いクリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』。すでに公開されてから10年以上経っているのにも関わらず、故ヒース・レジャーが演じたジョーカーが脳裏に焼き付いている人も多いだろう。
劇中でのジョーカーはまさに真意が読み取れないからこその恐怖を見事に描いていたが、どうやら初期案ではジョーカーをめぐるストーリーも盛り込まれる可能性があったという。
『多くの反発があるでしょう』
『ダークナイト』の共同脚本家であるデヴィッド・S・ゴイヤー氏はコミコン@ホームのインタビューのなかで、今作の初期案にはジョーカーの誕生をめぐるストーリーを盛り込むという案があったと明かした。
・The Dark Knight Writer Claims Warner Bros. Originally Wanted Joker Origin Story Included
上層部はジョーカーの起源を盛り込むことについてアイディアを出したと話すゴイヤー氏。
しかし当時のジョーカーのイメージといえば、謎めいた狂気の犯罪王子で、まったくと言っていいほどバックグラウンドがわからない人物像だった(コミックや映画によっても設定が異なるが)。
そのような状態で、ジョーカーの過去やストーリーを詳細に描くことはそれ相応のリスクが伴い、ファンからの反発もあることは容易に想像つくだろう。
実際の『ダークナイト』ではジョーカーの過去はおろか、本名も明かされてはいないが、ジョーカー自らが口の傷について話すシーンは存在している。それが本当だったか嘘だったかはわからないが、ジョーカーの過去を垣間見れるのはわずかにそのシーンだけだったと思われる。
その後は展開は皆さんご存知の通りでしょう。2019年にホアキン・フェニックス主演で『ジョーカー』が公開され、初めて本格的にジョーカーの起源を描いた映画は大ヒットをしてみせた。アカデミー賞主演男優賞まで獲得するという功績も残している。
だからといっても、ヒース・レジャーが演じたジョーカーの過去を皆さんは見てみたいと思うでしょうか?謎めいたままの方がいいと思うファンも多いでしょう。
今後描かれることはほぼあり得ないと思うが、謎は謎のままの方が楽しい場合もある。それが『ダークナイト』の魅力の一つでもあるでしょう。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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