『キャプテンアメリカ4』ポスクレにあの組織が登場していた ー 劇場公開版は追加撮影

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※この記事には『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

2025年の最初のMCU映画として公開された『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、サム・ウィルソンの新たなキャプテン・アメリカとしての活躍を描く物語だ。批判的なレビューもある一方で、キャラクターへの支持を示すポジティブな声も多く寄せられている。

本作にはMCU恒例のポストクレジットシーンが存在し、そこではヴィランのサミュエル・スターンズが、計算能力を駆使して未来に訪れる地球の危機を予言するシーンが描かれた。しかし、その内容は全体的に曖昧な表現にとどまっている。

ファンならば、このシーンが『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』や『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』で描かれる、マルチバースとの衝突を示唆していることに気づくだろう。

しかし、ジュリアス・オナー監督によると、本来はもっと明確にマルチバースの脅威を描くためイルミナティの登場を予定していたことが明らかになった

“(イルミナティのメンバーについて)それは言えないよ!ポストクレジットシーンを曖昧にしているにはそれなりの理由があるとだけ言っておきます”

イルミナティは、MCUでは2022年公開の映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』で、アース838に漂着したドクター・ストレンジが出会った秘密組織として登場している。

そのメンバーは、モニカ・ランボーのキャプテン・マーベル、インヒューマンズの王であるブラックボルト、アニメ『WHAT IF…?』にも登場したペギー・カーター/キャプテン・カーター、ファンタスティック・フォーのリーダーであるリード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック、アース616ではストレンジの兄弟子であった変異体モルド、そしてX-MENの創設者でありミュータントのチャールズ・エグゼビア/プロフェッサーXだった。

この世界のドクター・ストレンジもかつてはメンバーだったが、サノス撃退のためにダークホールドに手を出したことから、イルミナティのメンバーによって秘密裏に処刑された。

しかし、このイルミナティはスカーレット・ウィッチの襲撃によって壊滅し、劇中ではモルドのみが生き残ったと考えられている。そのため、アース838のイルミナティが別のメンバー構成で、本作のポストクレジットシーンに登場する予定だった可能性もあったかもしれない。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』からカットされたキャラクターとして、ソーの兄弟であるバルダー・ザ・ブレイブがイルミナティに所属していたという情報もある。また、トニー・スタークがメンバーだったのではないかという推測もあるが、真相は明らかになっていない。

最終的に劇場公開版で採用されたポストクレジットシーンについて、オナー監督は後に行われた追加撮影によるものだったことを明かしている

”あまり露骨になりすぎないように曖昧にしたいと考えていました。この映画はサムを私たちの新しいキャプテン・アメリカとして紹介するためのものです。(中略)あれは追加撮影中に撮影されたんだ”

一部では賛否を呼ぶポストクレジットシーンではあるが、サムのキャプテン・アメリカの物語に集中させたいというオナー監督の意図は成功しているとも言えるだろう。

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』のポストクレジットシーンでは、ラフト刑務所に収監されたサミュエル・スターンズが、サムに対して他の世界の存在や別世界のヒーローを示唆し、それが将来的な危機として現れることを予言している。この伏線が、次のアベンジャーズ映画でどのように展開されるのか注目したい。

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は2025年2月14日より劇場公開中だ。

ゆとぴ

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