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マーベル・スタジオが展開するMCUシリーズはここ数年苦境に立たされている。
特に2023年に公開された『アントマン&ワスプ:クアントマニア』と『マーベルズ』の2作品は評価としても大きく不振となっていた。
そんな中で海外メディアの報道によると、マーベル・スタジオは先述の2作品を赤字計上したことを報告している。
特に『マーベルズ』についてはMCU史上で最も悪い成績だったとも伝えられているのだ。
別のメディアによると『マーベルズ』は制作費が2億7480万ドルを費やしており、それに対して世界興行収入が2億610万ドルだったこととのことで、損益分岐点を超えずに赤字となっている。
この制作費に広告宣伝費などが含まれているかは不明だが、いずれにしてもこの制作費はMCU史上4番目に高額な映画だった。マーベル・スタジオとしても非常に痛手であったはずだ。
『クアントマニア』については2億ドルの制作に対して4億7600万ドルの収益を上げとしているが、MCUファンからの評価はあまりに褒められたものではなかった。
これは外的要因によるものだが、征服者カーンを演じたジョナサン・メジャースが暴行罪などにより有罪になったことで、スタジオから解雇されており、カーンを初登場させた作品の意義としても薄れてしまう結果となった。
上記2つの映画の結果を受けて計画されていたと言われている『キャプテン・マーベル3』と『アントマン4』の制作は中止になったとスクーパーからも伝えられており、この映画は悪い意味で非常にインパクトが大きかった作品となった。
2024年のMCU映画は『デッドプール&ウルヴァリン』のみとなっており、そのほかの映画についても大きくテコ入れがされていると予想される。
ウォルト・ディズニー社の方針としても映画やドラマの生産体制を量より質に移行したことで、今後もマーベル・スタジオが水面下で計画している映画などが中止になっていくことが考えられる。
果たしてMCUシリーズは2024年にもう一度巻き返すことができ、次の『アベンジャーズ』映画まで人気を回復することができるのだろうか?今後の情報に注目しておこう。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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