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現在米国などで配信されている『ジャスティスリーグ:ザック・スナイダーカット』。2017年に公開した劇場版の『ジャスティスリーグ』の真の結末を描く内容となっており、すでに多くのファンからも劇場版より多くの支持を得ているといった前向きな評価を受けている。
同時にファンはザック・スナイダー監督のDCEUシリーズ再登用を望む声や、同じく大きく方針が変更されて公開された『スーサイド・スクワッド』のデヴィッド・エアー監督カット版の製作を期待する声も大きくなっているが、どうやらワーナーはそういった計画は考えてはいないようだ。
デヴィッド・エアー監督も反応
海外メディアのバラエティのインタビューに答えたワーナー・メディアのCEOアン・サノーフ氏は、リリースされた『ジャスティスリーグ:ザック・スナイダーカット』の高評価に感謝を示しながら、ファンが期待するザック・スナイダー監督による続編の製作はないことを暗に示した。
ザック・スナイダー監督の作品やファンに感謝する言葉はあるものの、ここではあえて「三部作」という言葉を使って完成したとワーナーとしての考えを示している。
「三部作」が指している作品はおそらく『マン・オブ・スティール』『バットマンVSスーパーマン:ジャスティスの誕生』『ジャスティスリーグ』の3作品のことだろう。これらをザック・スナイダー監督のDC作品として位置付けているのが彼らの見解のようだ。
ちなみに『ジャスティスリーグ』自体は3作目まで構想されており、スナイダー監督は様々なインタビューのなかで用意されていたストーリーの内容を明かしている。
こういった状況から察するに、やはり『ジャスティスリーグ:ザック・スナイダーカット』の続編を製作するつもりはワーナー側にも監督側にもないことがうかがえるだろう。
またインタビューの中では2016年公開の『スーサイド・スクワッド』のデヴィッド・エアー監督カット版のリリースについても否定するコメントがあり、それに対して監督本人もツイッターで反応をしている。
Why? 🥺 https://t.co/0oJrRv54Av
— David Ayer (@DavidAyerMovies) March 22, 2021
『スーサイド・スクワッド』は、ワーナーの上層部の指示により完成間近になって大幅な方針転換をしており、本来監督が目指していたものとは大きく異なったものになったことがわかっている。
『ジャスティスリーグ』のような前例がある以上、ファンとしても本来の『スーサイド・スクワッド』を望む声は以前から大きく支持されており、その製作を願っていた。
しかしワーナーとしてはそのようなつもりはないようだ。おそらく2021年8月に公開を控えるジェームズ・ガン監督の『ザ・スーサイド・スクワッド』の公開を控えているために、混乱を避けることも要因の一つだと思われる。
実際のところ監督たちとワーナーの間でどのような取引や話し合いがあったかを推し量ることは難しいが、現状ではザック・スナイダー監督やデヴィッド・エアー監督の再登用は伝えられていない。
『ジャスティスリーグ:ザック・スナイダーカット』は日本でも初夏に配信&Blu-rayの発売が決定している。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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