ジェームズ・ガン、スーパーヒーロー映画で観たくないもの3つを挙げる ー 「そんなこと気にならない」

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DCスタジオ共同代表であり、自らもスーパーヒーロー映画を手がけてきたジェームズ・ガン監督は、イギリスのタイムズ紙のインタビューにて、スーパーヒーロー映画の中でもう観たくないと感じる3つを明かしている。

これらは、公開予定のDCU映画『スーパーマン』や今後制作されるDC作品にも関わる内容となっている。

”スーパーヒーロー映画で二度と観たくないものが3つあります。バットマンの両親が殺されるシーン、裏路地に真珠が転がっているのはもう観る必要がありません。放射線を帯びた蜘蛛がスパイダーマンに噛みつくのも観たくないです。そして赤ちゃんのカル=エルが小さなロケットに乗ってクリプトンから地球にやってくるのも観たくないのです”

これらは世界的に有名なヒーローたちのオリジンである。

ブルース・ウェインは両親が目の前で犯罪者に殺されたことをきっかけにバットマンとなり、ピーター・パーカーは遺伝子操作された蜘蛛に噛まれたことでスパイダーマンとなった。カル=エルは、故郷クリプトンの滅亡から逃れるために地球に送られ、後にスーパーマンとして活躍するようになる。

これらのオリジンは過去に幾度も映像化されており、とくにバットマンとスーパーマンに関しては2000年代以降だけでも複数回描かれている。

そのため、たとえば『ザ・バットマン』やMCU版『スパイダーマン』では、すでに知られたオリジンをあえて省略するという演出が採られている。

DCU版『スーパーマン』についても、同様にオリジンが省略されていることが明らかになっており、ガン監督はその理由について次のように述べている。

”生い立ちが説明されてこなかった映画を私たちは何百万本も観てきました。例えば『グッドナイト&グッドラック』では、エドワード・R・マローがジャーナリストになった経緯を知るために、彼の幼少期を知る必要はありません。誰がそんなこと気にするのでしょうか?

もちろん、こうした判断の背景には、上記のヒーローたちが他のアメコミヒーローと比較して圧倒的に知名度が高いという事情もある。

ほとんど映像化されていないようなヒーローに関しては、改めてオリジンを描く必要があると思われるが、限られた上映時間の中で説明くさくなってしまうような要素は、むしろ思い切って省略する方が洗練された演出につながるともいえるだろう。

今回のガン監督の発言から、制作予定のDCU版バットマン映画『ザ・ブレイブ&ザ・ボールド』でも、バットマンのオリジンが描かれない可能性は高いと考えられる。

『スーパーマン』は2025年7月11日より日本公開予定だ。

何回も観たオリジンに数分割かれるのも勿体ないですからね

ゆとぴ

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