『キャプテン・アメリカ4』監督、映画への政治的な批判に言及 ー 「その点は掘り下げていない」

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MCUシリーズの映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』では、主人公のサム・ウィルソン/キャプテン・アメリカが新たに米国大統領に就任し、長く対立してきたサディアス・ロスとの関係性が描かれている。

物語のクライマックスでは、ロスがレッドハルクへと変身し、サムと衝突する展開が描かれるが、一部では「ロスが現実の米国大統領を揶揄しているのではないか」という指摘もあった。

こうした映画に対する政治的な批判について、ジュリアス・オナー監督は「そのような意図はない」と、海外メディアのインタビューで明言している。

”こうした会話は時々あります。(中略)これは単に、さまざまな要素が絡み合っていたため、キャプテン・アメリカのサムと大統領のサディアス・ロスの関係に焦点を当て続けることが重要だと感じたというだけのことです。最終的に、政治的なところは掘り下げないことに決めました。感情的、テーマ的な観点からこの物語を語る方法とはあまり関係がなかったのです”

オナー監督のコメントからも、現実の政治的なメッセージを込めたわけではなく、あくまでサムとロスの関係性にフォーカスした作品だということがうかがえる。

実際の映画でも、政治的なメッセージ性よりも、むしろエンターテインメントとしての要素が強く、現実離れした映画らしさを感じさせる作品に仕上がっている。監督が語るように、作品全体を通してサムとロスの関係性に焦点を当て、最終的な二人の対決に至る構成は一貫しており、そこに政治的なメッセージを盛り込む余地はなかったように思える。

また、一部のファンからは「MCU内での米国副大統領は誰なのか」という質問も上がっていたが、オナー監督は「MCUのこのクレイジーな世界で我々が前進していく中で、それがどうなるか見てみましょう」とコメントし、具体的な回答は避けた。

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、2025年2月14日より劇場公開中だ。

ゆとぴ

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