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※この記事には『ザ・フラッシュ』のネタバレが含まれています。ご注意ください。
ついに公開されたエズラ・ミラー主演のDC映画『ザ・フラッシュ』。
今作はバリー・アレン/フラッシュが過去に遡って母親を救ってしまうことで、世界が変わってしまうといった内容になっており、いわゆるマルチバースを扱った作品でもある。
そんな今作ではマルチバースという特性を使って様々なキャラクターのカメオ出演が確認されている。今回はそのカメオを振り返っていこう。
まず冒頭に登場したのは、ブルース・ウェイン/バットマン(ベン・アフレック)の執事であるジェレミー アイアンズ演じるアルフレッドだ。
ジャスティス・リーグの後方支援のようなポジションで、映画では崩壊する病院から人々を救出するようにバリーに伝える役目となっていた。
その後に登場したのがガル・ガドット演じるワンダーウーマンだ。
死のウイルスをバラマキ、ゴッサムシティを壊滅させようと企むファルコーネの息子を負うベンアフバットマンが、橋の欄干からファルコーネの息子共々落下し、かろうじてグラップルガンでぶら下がっているところを、おなじみのBGMとともにワンダーウーマンが現れた。
キャラクターで言えば『シャザム!~神々の怒り~』から連続での登場となる。
その後は映画終盤までカメオ出演はなく、スピードフォースでもう一人のバリーとともに何度も時間をやり直して、マイケル・キートンのバットマンとスーパーガール、そして世界を救おうところまで飛ぶことになる。
スピードフォースのタイムトラベルの空間では、何度も時間を修正したことで、球体を模したマルチバースが互いに衝突するシーンがある。
その中で1951年から放送のTVドラマ『スーパーマンの冒険』でスーパーマン役を演じたジョージ・リーブスが最初に登場。
1966年放送のTVドラマ『怪鳥人間バットマン』でバットマンを演じたアダム・ウェスト、映画では1978年公開『スーパーマン』のクリストファー・リーブ、1984年映画『スーパーガール』のヘレン・スレイターの二人が並んで、スピードフォースのフラッシュたちを眺めるシーンがあった。
アローバースからはドラマ『フラッシュ』でフラッシュやズームなどを演じたテディ・シアーズ(ただ本人は出演していないと話しているため、別人、または似たキャラクターの可能性もあり)、そして制作されること無く幻の映画となったニコラス・ケイジ版のスーパーマンも登場した。
ニコラス・ケイジのスーパーマンはティム・バートン監督がメガホンを取る予定で、テストでのスーツを着た姿も明らかになっていたが、惜しくも映画は制作されることはなかった。
それが今回まさかの形で実現し、当時の姿のままで巨大な蜘蛛と戦っていた。
そしてバリーが世界を戻したあとのシーン、妻を殺した冤罪で収監されたいたバリーの父親が、無事に無罪を勝ち取ったことを祝しにバリーの元に現れたブルース・ウェインが、なんとジョージ・クルーニーだったのだ。
ジョージ・クルーニーは映画『バットマン&ロビン Ms.フリーズの逆襲』でバットマンを演じた俳優だ。今作はバットマンを演じた俳優が3人も出演する異例の作品となった。
ブルース・ウェインがが変わってしまった原因としては、バリーが父親を無罪にするために少し手を加えたことで、微妙に世界線が変わったためだと言われている。
そして最後のポストクレジットシーン、バリーと酒を飲んで酔っ払ったジェイソン・モモア演じるアクアマンが登場した。彼は元のDCEU世界からは大きく変わってはいないように見えるため、このまま『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』へと繋がっていくと思われる。
期待されていたドラマ版フラッシュのグラント・ガスティンや、スーパーマン役のヘンリー・カヴィル、サイボーグ役のレイ・フィッシャー、シャザムやブラックアダムなどは登場することはなかった。
これらのカメオ出演はまさに長くDC映画やドラマのファンにとっては、たとえCGによるものでも嬉しい演出であることは間違いないだろう。
さらにはニコラス・ケイジやジョージ・クルーニーなどのビッグネームまでも登場することで、まさにDC実写作品の集大成とも言うべき映画だった。
まだ映画を見ずに気になっているならば、ぜひとも『ザ・フラッシュ』を劇場で確認しておこう。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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