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ワーナー・ブラザースが公開をしている人気DCヒーローの単独映画『ザ・フラッシュ』。今作にはマイケル・キートンのバットマンのリターンや、ベン・アフレックの最後のバットマンなどが盛り込まれた、DCEUシリーズにおける重要な作品として位置づけられているのはご承知の通りだ。
しかし一方では、主演のエズラ・ミラーの悪いニュースが非常に目立っている。
ハワイでの暴力事件を始め、最近では過去に12歳の少女に対してグルーミングを行っていたと告発されるなど、良いニュースを聞くほうが珍しい状況となっている。
そしてまたファンにとっては聞きたくないニュースが入ってきた。
海外メディアのDeadlineによると、内部の関係者からの情報としてワーナー・ブラザースは2023年公開予定の『ザ・フラッシュ』を最後にフラッシュ役からエズラ・ミラーを外す可能性が高いと伝えている。
ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのCEOは現在『ザ・フラッシュ』について2つの選択肢を持っているという。
1つは2023年に映画を劇場公開にするが、大体的な宣伝は行わずに、プレスツアーなども行わないというもの。
もうひとつは劇場公開を断念してHBO Maxでの配信に切り替えて批判を最小限に抑えようというものだ。
劇場公開の場合はエズラ・ミラーの不祥事による騒動が最小限に収まることをスタジオは願っているようだが、現在の状況を見ればそれは難しいだろう。しかもエズラ・ミラー本人に連絡が取れない上に所在も不明なのだから事態はさらに悪化してしまっている。
そのためにスタジオは今後は彼を擁護することはできず、将来的にエズラ・ミラーをフラッシュから降板させるだろうと記事では伝えている。
ワーナーは以前にも元妻であるアンバー・ハードとの裁判に敗訴したジョニー・デップを『ファンタスティック・ビースト』から降板させて、一部から猛批判を受けていた。
しかし先日には別の裁判によって今度はアンバー・ハードがジョニー・デップに敗訴したことで、同社が製作する『アクアマン』の続編から彼女を降板させるようにとの声が高まっている。
しかしジョニー・デップの件と、エズラ・ミラーとアンバー・ハードの件では映画の製作状況に大きな違いがあり、後者はすでに映画の撮影を終えてしまっている。そのため今から撮影し直すとなれば膨大な予算と時間を擁することになるのは確実。おそらく公開延期も余儀なくされるだろう。
特にエズラは主演俳優であるため降板になれば、映画はほぼゼロから作り直しだ。
何億ドルもの映画が作り直しかお蔵入りになれば、奇跡でも起こらない限りはワーナーにとっては大損害間違いなしだろう。
近年稀に見るほどに板挟み状態に陥っているワーナーとDCコミックスの映画シリーズ。果たしていつになったら気持ちよく映画を観ることができるのだろうか?
今後の動きに注目をしておこう。
『ザ・フラッシュ』は2023年6月23日に全米公開予定だ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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