『サンダーボルツ*』○○○○のアイデアはケヴィン・ファイギ ー 「こう呼ぶべきだ」

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※この記事には『サンダーボルツ*』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

MCUシリーズの『サンダーボルツ*』は、フェイズ5の最後の映画ということもあり、マルチバース・サーガにおいても重要な展開が描かれている。

その象徴ともいえるのが、ラストにおけるニュー・アベンジャーズの結成である。

ヴォイドによる一連の騒動を収束させ、ニューヨーク市民を守ったサンダーボルツたちは、黒幕であるヴァルを追い詰めようとするが、瓦礫の向こうにはマスコミが待ち構えており、ヴァルが彼らを「ニュー・アベンジャーズ」として紹介して幕を閉じるという流れになっていた。

MCU世界の住人と同様、この展開に驚いた観客も多かったが、サンダーボルツをニュー・アベンジャーズに据えるという案は、マーベル・スタジオ代表ケヴィン・ファイギ氏によるものであったことを、脚本家のひとりエリック・ピアンソ氏ハリウッド・レポーター誌のインタビューで明かしている。

”あれはケヴィンのアイデアなんだ。私がサンダーボルツの映画をやりたいと伝えたときのきっかけは、エレーナが仲間を集めてヴァルに対抗するという構想だった。ただ、その案はうまくいかなかった。その後に出した案が、現在の映画に近い内容となった。そして最後に、エレーナがヴァルの耳元で「こっちが優位」と囁くことで、ヴァルがサンダーボルツをニュー・アベンジャーズとして公に紹介せざるを得なくなるという設定にした。するとケヴィンが「ヴァルは彼らをアベンジャーズと呼ぶべきだと思う」と言ったので、私もそれに同意したんだ”

その後、ピアンソ氏とファイギ氏は「ニュー・アベンジャーズ」の頭文字「N」を大文字にするか小文字にするかといった細かな点についても話し合ったという。

もっとも、ファイギ氏の構想すべてを完全に理解するのは難しかったようで、ピアンソ氏は彼の思考を「四次元チェスのようだ」と表現している。

映画のポストクレジットシーンでは、それから14ヶ月後の世界が描かれ、実際にニュー・アベンジャーズとして活動するエレーナたちが登場。そこではキャプテン・アメリカであるサム・ウィルソンと「アベンジャーズ」の名称を巡って対立している様子も描かれている。

サムもまた、新たなアベンジャーズの再結成に向けてメンバー集めをしているようであり、その全貌は『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』で明かされると見られる。

『ドゥームズデイ』ではエレーナ率いるニュー・アベンジャーズと、サム率いるアベンジャーズの2つのチームが登場するとも噂されており、両者が衝突するのか、それとも手を組むのか注目される。

プロモーションでも「ニュー・アベンジャーズ」の名が前面に押し出されている『サンダーボルツ*』は、2025年5月2日より劇場公開中だ。

この演出には声が出ました

ゆとぴ

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