『ザ・スーサイド・スクワッド』ジェームズ・ガン監督、別のエンディング案を明かす ー 「あまりにも暗かった」

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※この記事には『ザ・スーサイド・スクワッド』のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。

DCEUシリーズとして2021年唯一の映画として公開された『ザ・スーサイド・スクワッド』。前作からは実に5年ぶりとなる新作であり、なおかつ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でも有名なジェームズ・ガン監督がメガホンを取ったというだけあって、公開前から大きく話題になっていた。

そんな今作のエンディングには実はガン監督でさえも「暗い」と感じるほどの別の案が用意されていたことを監督自身が明かした。

※この記事には『ザ・スーサイド・スクワッド』のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。

ラットキャッチャー2が死亡?

海外メディアのインタビューに答えたジェームズ・ガン監督は『ザ・スーサイド・スクワッド』の別のエンディングの内容について話してくれた。

Early, Alternate The Suicide Squad Ending Had A Gnarly Death For A Main Character, And Yikes

『チームが刑務所に戻ったあと、ウォラーはラットキャッチャー2の頭を爆破しました。ハーレイはブラッドスポートを説得しようとしましたが、娘のように思っていた彼女の死によって混乱します。彼は爆破することができる弾丸をウォラーの心臓に撃ち込み、それを爆破すると脅迫した。(中略)私にとってもあまりに暗い。実際には行いませんでしたし、案としては小さなものでした。私がキャラクターや物語で伝えたかったものではなかったです。彼女をかわいがるブラッドスポートで終わる、それが私にとって完璧な映画の結末でした。』

なかなかの衝撃的な展開だ。スターフィッシュ計画を阻止して戻ってきた彼らに対して冷酷なウォラーがどのような理由かはわからないが、ラットキャッチャー2の頭を吹き飛ばすのだから恐ろしすぎる。ブラッドスポートが怒り狂ってウォラーを脅迫するという展開も納得できるが、いずれにしても映画自体がバッドエンドになることは間違いないだろう。

実際のエンディングでは巨大化したスターロをブラッドスポート、ポルカドットマン、ラットキャッチャー2、キングシャーク、ハーレイ・クインたちが見事に倒してスターフィッシュ計画を阻止した。
ピースメイカーは最後までウォラーや政府の命令を守るために、計画を暴露しようとしたリッグ・フラッグを殺害、ラットキャッチャー2も抹殺しようとしたところでブラッドスポートに瀕死の重傷を負わされていた。このあとのストーリーはドラマ『ピースメイカー』へと繋がっていくことになる。

映画自体は遺恨が残る部分もあるビターエンドを迎えているが、今回明かされた結末よりは幾分もマシに思えるだろう。

そんな『ザ・スーサイド・スクワッド』は10月27日にダウンロード先行販売、12月8日にブルーレイ&DVDリリース予定だ。

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ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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