ジェームズ・ガン、スーパーマンスーツのこだわりを明かす ー 「濡れたTシャツみたいにしたくない」

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DCスタジオの共同代表を務めるジェームズ・ガン監督が指揮を執る映画『スーパーマン』では、スーパーマンのスーツに赤いトランクスが復活したことが話題となり、スーツデザインについてファンの間でもさまざまな議論が交わされてきた。

最近Fandangoのインタビューに応じたジェームズ・ガン監督は、スーパーマンのスーツに込めたこだわりについて語っている。

”唯一意識していたことは、スーツが「濡れたTシャツ」のようになりすぎないようにしたかったということだけです。スーツに筋肉を組み込みたくなかったんです。メタヒューマンが実在する世界を作りたかったんです。でも同時に、彼らがさまざまな理由でこのスーツを着ている、いわばユニフォームのような世界を作りたかったんです”

本作の衣装を手がけたのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などでガン監督作品の衣装を多数担当してきたジュディアンナ・マコフスキー氏。主演のデヴィッド・コレンスウェットの意見も取り入れながら、スーツはデザインされている。

ガン監督の言う「濡れたTシャツ」とは、筋肉の盛り上がりを強調するために肌に密着したスーツデザインを指しており、ザック・スナイダー監督による『マン・オブ・スティール』のスーツはその代表例にあたる。

スーツには筋肉を表現するパッドが内蔵されることもあるが、ガン監督としてはそういった手法を避けたかったと明かしている。

本作のスーパーマンのスーツは身体に張りつくようなデザインではないが、スーパーマンとしてのアイコニックなビジュアルはしっかり維持されている。特に赤いトランクスの復活については多くの議論があり、過去にその経緯が語られていた。

ジェームズ・ガン監督は、ザック・スナイダー監督にも意見を求めたといい、スナイダー監督も「何十億通りも検討した」としながら、当時は赤いトランクスを採用しなかったと明かしている。

本作で赤いトランクスが採用された理由については、スーパーマンという強大な存在を、恐怖の象徴ではなく、子どもたちにも親しみを感じられるヒーローとして描くための工夫だという。

結果として、異星人としてのスーパーマンではなく、あくまで地球のヒーローとしてのイメージを強調するデザインとなった。

また本作には、共通のチームスーツを着用するジャスティス・ギャングも登場する予定であり、そうした衣装デザインにも注目しながら映画を楽しみたいところだ。

『スーパーマン』は、2025年7月11日に日本公開予定だ。

今回のスーツはかなり好き

ゆとぴ

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