本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれています。
マーベルの人気ヒーローであるスパイダーマンやその関連キャラクターの映像化権を持つソニー・ピクチャーズは、自社独自の「SSU（ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース）」を展開してきた。しかし『ヴェノム』シリーズを除き、批評家やファンからの評価は厳しく、興行収入も伸び悩んでいた。
その結果『クレイヴン・ザ・ハンター』を最後にSSUは事実上終了しており、ソニーは権利維持のためにも大幅なプランの見直しを進めているとされる。
The Wrapのインタビューに応じたソニー・ピクチャーズCEOのラヴィ・アフージャ氏は、近年のスーパーヒーロー映画制作の難しさについて次のように語った。
”スーパーヒーローものなら何でもヒットするとほぼ保証されていた時代がありました。ハードルは比較的低かったと思います。2010年代半ばには、ほぼすべてのスーパーヒーロー映画が驚異的な興行成績を上げていましたが、今ではスーパーヒーロー映画でさえある程度の独創性が求められています。何か違うものを加えなければなりません。感情的なつながりを持たなければなりません。”
2025年1月にCEOへ就任したばかりのアフージャ氏は「駄作は作れない」と常に意識しており、過去の失敗から学びを得ていることを示唆した。またスーパーヒーロー映画に限らず、ハリウッド全体がコロナ禍前の観客動員を取り戻すのに苦戦している現状にも触れている。
”これはマーケティング的な側面もあるが、（映画鑑賞は）人々が映画館に足を運んで一緒に観たいと思うようなイベントになりつつある。これまでもそうだった。ただ、以前よりもさらに厳しい状況になっていると思う”
そのうえで現在マーベル・スタジオと共同制作している『スパイダーマン：ブランド・ニュー・デイ』には強い自信を見せている。
一方、ソニー・ピクチャーズ単独のスパイダーマン映画としては、アニメ映画『スパイダーマン：ビヨンド・ザ・スパイダーバース』の公開が予定されているものの、実写映画の新作については現時点で正式発表はない。今後ソニーがどのように人気マーベルキャラクターを活かし、新たな展開を描いていくのか注目していきたい。
頼むぜソニー
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
【広告】
【広告】
関連記事
レビュー記事
