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2016年に公開されたDCコミックス映画『スーサイド・スクワッド』は、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインこそ人気になったものの、作品自体の評価はイマイチな結果となってしまっていた。
その理由のひとつにはデヴィッド・エアー監督が目指していた作品が途中でワーナー・ブラザースの上層部の意向で大幅に変更されたことだとしている。
そしてつい最近には監督自身が声明という形でツイッターに長文を投稿、「劇場で公開されたものは自分の作品ではない」と改めて主張をはっきりさせた。
この問題についてジェームズ・ガン監督による『ザ・スーサイド・スクワッド』のプレミアイベントのインタビューのなかでマーゴット・ロビーがコメントをした。
Margot Robbie weighs in on David Ayer's cut of #SuicideSquad https://t.co/5e63TZotMw pic.twitter.com/UribsMcF37
— Variety (@Variety) August 3, 2021
マーゴット・ロビー自身も彼の映画に出演していただけに、その思いも複雑なのかと思われる。
また合わせて今作に出演していたリッグ・フラッグ大佐役のヨエル・キナマンも同じイベントのインタビューで「監督のビジョンを観たいと思っています」と話した。
Joel Kinnaman, who has starred in both "Suicide Squad" movies, says Warner Bros. should #ReleaseTheAyerCut: "Why not? You always want to see the director's vision." https://t.co/5e63TZotMw pic.twitter.com/Tvn0zYED8L
— Variety (@Variety) August 3, 2021
基本的には俳優陣も監督の支持にまわるような姿勢を見せているが、実際のところデヴィッド・エアーカット版『スーサイド・スクワッド』が製作されるかはわからない。
前例としては2017年公開の『ジャスティスリーグ』が、2021年に改めてカットシーンや新規撮影シーンを追加した『ジャスティスリーグ:ザック・スナイダーカット』が配信され、劇場公開版よりも大きく高評価を得ていた。
もちろんこの作品の製作にもワーナー・ブラザースが出資しているため、デヴィッド・エアー監督版に勝算があるならば製作されるだろう。
今のところそのような動きはないため、実現する可能性は低いかもしれない。
一方でデヴィッド・エアー監督がしっかりと声明を発表することができたのは大きく、今後ワーナー・ブラザースが作品製作における姿勢が変化していくことにも期待ができるかもしれない。
果たしてDCコミックス映画は今後どのような展開を見せてくれるのだろうか?
最新作『ザ・スーサイド・スクワッド』は2021年8月13日に日本公開予定だ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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