エリザベス・オルセンが語る“マーベルとの距離感”─「マーベル映画は私が観るアートではない」

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マーベル・スタジオのMCUシリーズで長年ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチを演じてきたエリザベス・オルセンが、海外メディアのインタビューにて自身の役柄や映画に対する想いを語った。

インタビューの中でオルセンは、ワンダを演じたことに対して「誇りを持っている」としながらも、マーベル映画そのものについては「私が観るような芸術ではない」と率直に語っている。

“長年マーベルの仕事をしてきたことで、それ以外の仕事では本当に自分の好みを反映させないとって思ってるんです。マーベルの世界の一員でいられることは大好きだし、自分がワンダというキャラクターで成し遂げたことには誇りを持っています。でも、それは私が普段消費するようなアートではないんです。それについては以前から正直に話してきました。”

俳優としてのキャリアにおいては、マーベル映画以外ではなるべく自身の美意識や芸術的価値観に合致した作品に取り組みたいという意向を明かしており、マーベル作品への出演が「本来の自分の好み」とは異なることを認めながらも、そこで得た経験には確かな誇りがあると強調している。

また、MCUへの参加について語る際には常に言葉を選んでいることも示唆しており、「マーベル映画をやる・やらない」といった話題自体が、炎上の火種になるような風潮に難しさを感じていると述べている。

“マーベルに惹かれたのは、あれがまるでギリシャ神話のようなスケールで、政治や文化をすごくうまく反映している物語だと思ったからです。だからこそ、自分がそこに飛び込めたことはとても誇らしく思っています。ただ、この10年で「俳優がマーベル映画をやる・やらない」っていうのが、まるで「炎上しそうな発言」かのような扱いになってしまった。”

MCUのような巨大なシェアード・ユニバースにおいては、自由な創作活動が制限される面もあるといった声もあるが、オルセンのコメントからは、マーベル作品との関わりを誠実に受け止めつつも、俳優としての表現の幅を大切にしたいという思いが感じられる。

今後もスカーレット・ウィッチ役としての続投の可能性は残されているが、彼女がどのような形で自身のキャリアを歩んでいくのか、注目していきたいところだ。

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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