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DCEUシリーズの配信作品として制作されていた『バットガール』。
今作はシリーズ全体のテコ入れのために、撮影が完了し、編集作業に入っていたにも関わらず、配信も劇場公開もされない”お蔵入り”作品にされてしまったことで、大きく話題になっていた。
マイケル・キートン演じるバットマンも再登場していることから、映画『ザ・フラッシュ』とも強く関連付いた作品でもあったため、期待していたファンも多いものだった。
この『バットガール』を制作した監督の一人であるアディル・エル・アルビ監督は海外メディアのインタビューに対して、『ザ・フラッシュ』を観賞し、より公開できないことに対して悔しさをにじませた。
共同で制作したビラル・ファラー監督も「まだ仕事が終わっていないという感覚が残っています」とコメントしている。
今回の話からもどれほど二人の監督にとって『バットガール』が我が子のように大切なもので、それが公開に至らなかったことがクリエイターとしてどれほど悲劇的なことであるかはご理解いただけただろう。
作品自体の評価を決めるのも観客であるために、『バットガール』が正当な評価を得ることができないのは、ファンとしても悲しい出来事だったと言えるだろう。
『バットガール』は予想される収益に対して、膨大な費用がかさんだことが要因のひとつであるとされており、当時のワーナー・ブラザース・ディスカバリーはお蔵入りにすることで得られる節税効果を選んで、配信することを中止していた。
二人の監督はこのような経験をしたにも関わらず、今後もDCプロジェクトへのオファーがあれば参加したい気持ちがあることをコメントしている。
『ザ・フラッシュ』は現在デジタル配信中だ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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