『バットガール』ヴィラン役俳優、映画中止に言及 ー 「燃やして保険金を貰うほうがよかった」

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ワーナー・ブラザース・ディスカバリーが『バットガール』の公開を中止してから、すでに数年が経つ。

配信向け作品として撮影と編集作業が進んでいたにもかかわらず、完成目前で「節税目的の損金」とみなされ、お蔵入りになったこの作品には、レズリー・グレイスのバットガールに加えて、マイケル・キートンのバットマンやブレンダン・フレイザー演じるヴィランのファイヤーフライも登場していた。

今回、そのヴィラン役を務めていたブレンダン・フレイザーが、『バットガール』中止の決定について率直な思いをAP通信の取材のなかで語っている。

ひとつの映画が丸ごと消えてしまったんです。グラスゴーには4フロア分の撮影部隊がいて、僕はオタクみたいに美術部に忍び込んで見て回っていました。いまは「作品」、いや「コンテンツ」が商品として扱われすぎていて、市場で勝負させるよりも、燃やして保険金を貰うほうが価値があると判断されてしまう。それが一番の悲劇だと思います”

ワーナー・ブラザース・ディスカバリー側は、『バットガール』について「劇場公開に耐えうるレベルではなかった」として中止の理由をクオリティ面にあると明かしていたが、報道では、真の理由は合併後のコスト削減と税務上のメリットにあったと伝えている。

当時は制作費が約9,000万ドル規模に膨らんでいた作品を配信も劇場公開せずに損金処理したことは、近年のハリウッドでも前例の少ない判断であり、多くの関係者やファンにも動揺が広がった。

現在DC映画ユニバースがDCUとして再構築されるなか、『バットガール』が正式に復活する見込みはいまのところない。バットマンやロビンの存在は明らかになっているため、バットガールがDCU世界の中で活躍できる日を期待したいところだ。

数字でしか作品を見ていない感じで悲しいなぁ

ゆとぴ

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