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DCEUシリーズの配信映画として制作されながらも、編集作業中に作品自体がお蔵入りとなった映画『バットガール』。
そのニュースが報じられた際は多くのファンやクリエイターから非難の声が聞かれていたが、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとしては、作品の収益性とお蔵入りにしたことによる節税を比較した際に、後者の方が会社としてメリットが大きかったことなどが理由だと海外メディアなどからは伝えられていた。
またDCEUシリーズ自体のリブートも決定していたため、シリーズとしての整合性を取るためにも、『バットガール』を公開するわけにはいかなかったのだろう。
ワーナーのCEOであるデイヴィッド・ザスラフ氏は海外メディアのインタビューに対してこの出来事について語り、「正しい決断だった」とコメントした。
ザスラフ氏のコメントも、営利企業のCEOとしては真っ当なコメントであるため、特に不思議なものではないだろう。
一時的な利益としては節税によるものではあるが、作品やシリーズとして、今回の決断が正しいものだったかについては、DCUシリーズが始まってみなければ判断はできない。
『バットガール』の内容がどのようなものだったかは不明ではあるが、情報では『ザ・フラッシュ』で世界観がリブートされ、マイケル・キートン演じるバットマンが残った世界を舞台にしていた。
そのため映画にもキートン版バットマンがバットガールのメンター的な立ち位置で登場しており、同時にDCEU世界のおけるジェームズ・ゴードンを演じたJ・K・シモンズも出演していた。
おそらくその後に続くDCEU映画にとっても重要な作品となり、『アクアマン/失われた王国』でもキートンのバットマンが登場するシーンが撮影されたと明らかになっている。
シリーズの継続か、はたまたリブートか、その狭間の時期に制作されてしまったことが、『バットガール』の大きな悲劇の始まりだったのかもしれない。
現状では『バットガール』が公開される予定は無い。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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