デアデビル役チャーリー・コックス、ブルズアイとの対決シーンを振り返る ー 「マットのトラウマに」

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※この記事には『デアデビル:ボーン・アゲイン』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

マーベル・スタジオ製作のドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』は、Netflix製作の『デアデビル』の正統続編であり、本作には主演のチャーリー・コックスを含め、オリジナルキャストが同じ役柄で再起用されていることでも話題となっていた。

その中には、シーズン3で不気味な存在感を放ったウィルソン・ベセル演じるブルズアイも登場し、第1話からフォギーを殺害するという強烈な展開を迎えている。

ブルズアイの襲撃を受け、マットはデアデビルとして再び彼と対峙し、結果的にブルズアイは生存したものの、フォギーの死への怒りからマットは彼をビルの屋上から突き落としてしまった

マットは「どんな悪人でも心のどこかに善意があり、改心することができる」と信じており、犯罪者の命を奪うことなく司法の手に委ねるという弁護士としての信念を持ちながら、自警団として活動していた。Netflixからのファンにとっては『デアデビル』シーズン2で、パニッシャーと考えの違いをぶつけ合うシーンも印象的だっただろう。

しかし、ブルズアイを突き落とす行為は、その信念を自ら裏切るものであり、マットにとって一線を越えた瞬間となった。

このシーンについて、チャーリー・コックスは海外メディアのインタビューの中で、「この出来事がマットにとって非常に大きなトラウマになっている」と明かしている。

”明らかにあのシーンは大きなトラウマとなり、マット・マードックの人生を大きく変えるものになっています。(中略)この未遂事件は、マットのような人間にとって重大な出来事なんです。つまり、彼の存在そのものや信念すべてに反する行為です。彼を非常に危険な状態に追い込みます。今後、彼は一生をかけてこの出来事を受け入れようとするでしょうが、同時にできるだけそこから遠ざかろうとするはずです。”

まさに「一線を越えた」ことを象徴するシーンであり、これまでの活動やマットの暴力性が最悪の形で表れてしまったとも言える。

制作サイドもフォギーの死には戸惑いがあったとしながらも、最終的にはマットの物語に欠かせない、大きな衝撃を与える出来事として必要だったと話している。

また、映像の中では、ブルズアイを掴みながら彼の命を奪うかどうか葛藤するマットの姿が描かれている。このシーンでは、フォギーの鼓動音が徐々に小さくなっていくことを感じることで、マットが躊躇している様子を表現したと、ショーランナーのダリオ・スカルダパネ氏明かしている

”チャーリーがやって来て、「フォギーの心臓の鼓動がずっと聞こえていたらどうだろう?」と言ったんです。それはいいと思って、私は家に帰ってそれを盛り込んでみました。あれは素晴らしいアイデアでした。”

フォギーの死はシリーズを通して大きな衝撃を与える出来事となり、物語は予測不可能な展開を迎えている。本作はすでにシーズン2の制作も決定しているが、シーズン1がどのような結末を迎えるのか、引き続き注目しておきたい。

『デアデビル:ボーン・アゲイン』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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