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DCEUシリーズの第1作として公開されたヘンリー・カヴィル主演の『マン・オブ・スティール』。
今作は地球を襲撃したクリプトン人のゾッド将軍たちとスーパーマンことクラーク・ケントの対決を描いた物語となっているが、終盤では地球の家族をヒートビジョンで殺害しようとしたゾッド将軍の首をスーパーマンがへし折るシーンがあり、当時からもファンの間で賛否を呼んだ結末となっていた。
このシーンについてメガホンをとったザック・スナイダー監督は海外メディアのインタビューのなかでそのシーンについてコメントし、あれがなければスーパーマンは”偽物”だったと見解を述べた。
スーパーマンがヴィランを自ら手にかけるといったシーンはやはり衝撃的で、どんなに強力な力を持っていても、直接的に誰かの命を奪うといった行為はあまいなかった。
ザック・スナイダー監督はこのシーンを入れることでスーパーマンに究極の選択を迫り、罪のない家族を守るためにゾッドの殺害を選んだのだ。
たとえその場をなんとか乗り切れたとしても、ゾッドはまた同じ状況を作る可能性もあり、より犠牲者を増やすだけになったかもしれない。それならば被害を最小限に抑えるためにその場でゾッドの首を折ったとも考えられるだろう。
ある意味ではトロッコ問題にも似たような議論が絶えないものでもあるが、ヒーロー映画としては避けることもできない闇の部分でもあるので、そこに触れたことはスーパーマンの人間性を表すにも最適だったのかもしれない。
DC映画でのスーパーマンは現在ジェームズ・ガン監督が映画『スーパーマン』を制作しており、デヴィッド・コレンスウェットが新たなスーパーマンを演じる予定だ。
ザック・スナイダー監督とも大きくテイストが異なる作品になることが想定されるため、今後の情報にも注目をしておこう。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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