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※この記事には『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』のネタバレが含まれています。ご注意ください。
ソニー・ピクチャーズの最新作として公開された映画『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』。
好評と酷評が入り交じる賛否両論あふれる作品となっているが、今作はそのタイトル通りエディ・ブロックとヴェノムの別れを描いた映画となっている。
そしてコミックでも強敵として描かれているシンビオートの創造主で、暗黒の神であるヌルも登場した。
ヌルはシンビオートの反乱によって永遠の牢獄に閉じ込められており、基本的には自らでは身動きすることができない状態となっていた。
封印の鍵であるコーデックスを入手するためにゼノファージたちを送り込んだのだが、それも失敗したことで牢獄から解放されることはなかった。
深い執念によって復讐を誓うシーンでは数秒だけその顔を見せていたが、このヌルを演じていたのはアンディ・サーキスであった。
彼はモーションキャプチャー俳優としても有名で、今作においてもヌルをモーションキャプチャーで演じている。
アンディは前作『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』で監督としてメガホンをとっていたが、『ザ・ラスト・ダンス』のケリー・マーセル監督は彼のキャスティングは前作の段階から決まっていたと海外メディアのインタビューで明らかにした。
マーセル監督はシリーズ通して脚本にも携わっているため、前作の段階から『ザ・ラスト・ダンス』の構想をしており、その際に監督をしているアンディ・サーキスをヌル役に起用したいと決めていたようだ。
アンディ・サーキスはこれまで『ロード・オブ・ザ・リング』でゴラムのモーションキャプチャーを演じ、『キング・コング』ではコング、『スター・ウォーズ』続3部作では最高指導者スノーク、『猿の惑星』ではシーザー、さらには2014年公開の『GODZILLA ゴジラ』ではクレジットなしではあるがモーションキャプチャーで出演している。
俳優としても様々な作品に出演し、アメコミ映画では『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』と『ブラックパンサー』でヴィランのユリシーズ・クロウ役、DCコミックスでは『ザ・バットマン』で執事のアルフレッドを演じた。
まさに多才な俳優であるアンディについてマーセル監督はインタビューのなかで、彼の才能をべた褒めしている。
今作においてヌルはその全貌を表すことはなかったが、封印が解かれれば全宇宙の脅威になることは間違いない。SSU世界の設定でも宇宙誕生以前から存在するとしており、超次元的な神であることも示唆されている。
ウワサではMCUシリーズなどを含めたマルチバースへの侵攻を企んでいるともされており、今後何らかの作品で再登場する可能性は高いだろう。その際は再びモーションキャプチャーとしてアンディ・サーキスが出演することになっていくことは間違いないはずだ。
多才な俳優たちやスタッフが参加している『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』は2024年11月1日より日本公開予定だ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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