『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』ヌルは一度きりのヴィランではない? ー 監督が明かす

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SSUシリーズの最新作として公開予定の映画『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』

『ヴェノム』シリーズの最終作であり、予告編ではシンビオートの創造主でもあるヌルが登場することが確認されているため、まさにシリーズの最後を飾るには相応しい強大なヴィランがヴェノム&エディ・ブロックのコンビの前に現れることになる。

しかしこのヌル、実は一度きりの登場ではないことを、監督兼脚本家のケリー・マーセル氏海外メディアのインタビューで明かしている。

”この映画では脅威レベルを引き上げたいと思っており、エディとヴェノムだけでなく、私たちの世界にも、より大きな脅威になるために大物たちを投入しました。私たちはファンにとってヌルがいかに重要かを十分に理解しています。なのでヴェノムの基礎を築いたのと同じように、ヌルにも同じようにできればと思っています。暗黒の王は「一度きり」には強すぎる。この映画ではヌルが登場していますが、これは彼の物語の始まりに触れているだけです。”

ヌルは強大なヴィランではあるが、これはその最初に触れたのみだと明かしたマーセル氏。明らかに今後の作品でもヌルが再登場することを示しており、逆に言うと今作ではヌルはメインヴィランではないということにもなっている。

マーセル氏は『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』はあくまでエディとヴェノムの絆に焦点を当てた物語だとコメントしている。

”マーベル映画最大のダークヒーローは、時間をかけて作り上げられてきました。ヌルはエディとヴェノムの絆に襲いかかる脅威の、さらにその背後に潜むさらなる脅威ですが、この物語の中心となるのは二人の関係なのです。最初からはトム・ハーディと私はエディ&ヴェノムの物語が三部作構成で語られ、3作目でクライマックスを迎えると思い描いていました。その理由は映画で明らかになるでしょう”

予告編からでもエディとヴェノムの関係に焦点を当てていることがわかるシーンがいくつもあり、シリーズ通してそれをメインに描いてきたと話すマーセル氏。

それでは、シリーズ最終作でなぜ、始まりに過ぎないヌルの物語が盛り込まれるのだろうか?
マーセル氏はヌルについても以下のような考えを共有している。

”ファンが知っているように、シンビオートの物語はまだまだたくさんあります。宇宙は広く豊かで、一本の映画でヌルをきちんと描くことはできません。三部作の先には、探求すべき物語がまだたくさんあります。神がやって来ます。”

”三部作の先”というのが何を指しているかについては具体的には明かさなかったマーセル氏。

ウワサレベルではMCUシリーズの『スパイダーマン4』に続くと言われており、その映画でヌルが再登場すると言われている。ヌルの野望にはマルチバースの支配とのことで、『ザ・ラスト・ダンス』ではその始まりについて触れると見られている。

『ヴェノム』シリーズは今回で最後になるが、ヌルの物語はここからはじまる。果たして彼と退治して倒すことになるキャラクターは誰になるのだろうか?今後の情報に注目しておこう。

『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』は2024年11月1日に日本公開予定だ。

ゆとぴ

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