『ラッシュアワー4』、業界関係者からの評判はネガティブ ー 「ひどいアイデア」

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『ラッシュアワー』シリーズは、ジャッキー・チェンとクリス・タッカーの掛け合いと香港アクションの融合で、一時代を作ったバディムービーだ。

ただ、その約20年ぶりとなる新作『ラッシュアワー4』について、ハリウッド内部の空気はかなり冷ややかなようだ。新たなレポートによれば、本作は「ひどいアイデア」とまで言われており、巨額の制作費も含めてリスクとされているという。

報道によると、『ラッシュアワー4』のメガホンを取るのは過去3作と同じブレット・ラトナー監督で、主演のジャッキー・チェンとクリス・タッカーも続投予定とされている。しかしスタジオの幹部たちの一部は、この企画を「高齢キャストを使った金儲け目当ての企画=geriatic money play」と辛辣に表現しているとのことだ。

さらに、この新作の制作費は約1億ドルに達すると伝えられている。レポートでは、パラマウントの費用の一部をサウジアラビアの資金がカバーする形になっているという。

またパラマウントは本作に関しては「配給」のみという立場を取っている点だ。スタジオとして製作に深く関与すると批判の矢面に立たされる可能性があるため、あえて距離を置く形でプロジェクトに関わっていると報じられている。

『ラッシュアワー』シリーズ自体はかつて十分な成功を収めている。1作目は全世界で2億4400万ドル、2作目は3億4700万ドル、3作目も2億5600万ドルを稼いでおり、決して小さなシリーズではない。

問題は「前作から約18年が経過していること」と、「観客が今もこのコンビにお金を払うほどの愛着を持っているのか」が読みづらい点にあると、あるスタジオ幹部は語っている。

この幹部は、「時間が空いたことで復活に成功するシリーズもあるが、すでに完全に終わったブランドもある」としつつ、その違いを決めるのは「キャラクターに対する世界的な愛着が残っているかどうかだ」と分析しているという。

ドナルド・トランプ米国大統領の後押しによって実現した『ラッシュアワー4』の公開日は現時点で正式発表されていない。

大丈夫なのか・・・

ゆとぴ

ギネマナッツ編集部

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