クエンティン・タランティーノ監督、『ジョーカー』続編を称賛 ー 「監督はみんなにF**kと言ってる」

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ホアキン・フェニックス主演の映画『ジョーカー』の肝いりの続編映画として公開された『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』

しかし蓋を開けてみれば映画批評家やファンからも見放されてしまい、この映画は興行的には大きな失敗だとされている。すでに米国ではデジタル配信が始まるなど、劇場公開も早々に撤退することが予想されている。

そんな悲惨な結果になっている今作について、クエンティン・タランティーノ監督海外メディアでのインタビューにて映画を褒めるコメントをしている。

本当に、本当に気に入った。(中略)私はニヒリストなので映画としてうまくいっていないものでも楽しめる。”

またタランティーノ監督は「空っぽのIMAXシアター」で映画を鑑賞したと明かし、「何よりも本当に面白かった」と話した。

メガホンをとったトッド・フィリップス監督についても称賛するコメントをしており、監督の意図したことなどを考察している。

トッド・フィリップスはジョーカーだ。ジョーカーがこの映画を監督したんだ。全体のコンセプト、スタジオの金の使い方さえも、ジョーカーが使うような使い方をしている。(中略)コミックオタクたちだ。彼はみんなにF**kと言っている。映画の観客にF**kと言っている。ハリウッドやDC、ワーナー・ブラザースの株を持っている人全員にF**kと言っている。そしてトッド・フィリップスはジョーカーだ。ジョーカーの映画、まさにそれだ。彼こそがジョーカーだ。”

褒めているのか皮肉っているのかなんとも言えないコメントをしているが、いかにもタランティーノ監督らしい映画の見方ではある。

アーサー・フレッグのジョーカーが果たしてコミックファンたちが思うジョーカーだったのか、それを問うているのが『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』でもある。フィリップス監督は前作で大きく持ち上げていた観客に対して、あえて冷水をかけるようなことを意図していたのかもしれない。

『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は現在劇場公開中だ。

ゆとぴ

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