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ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」にてプレデター最新作『プレデター:ザ・プレイ』がついに公開!
今回はざっと『プレデター:ザ・プレイ』に関しての感想レビューをしていきます!
※この記事には『プレデター:ザ・プレイ』のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。
『プレデター:ザ・プレイ』あらすじ
時代は今から300年前の1719年。ネイティブ・アメリカン最強ともいわれた部族『コマンチ族』の女性ナル(アンバー・ミッドサンダー)は、相棒である犬のサリイと共に狩りをしていた。その最中、空に光る何かを目撃する。
ナルの兄タエべ(ダコタ・ビーバーズ)は部族でも狩りの実力がある一人。ナルは”試練の狩り“を経て一人前の狩人になるべく、狩りのレクチャーを受けていた。
ある日、部族の一人がライオンにやられたとの知らせが届く。
ナルは部族の狩人たちに無理やり付いていき、けがをした狩人を無事発見。出血がひどかった為、ある花びらを使い血の巡りを遅くして村に連れ帰る一同だったが、タエべはライオンを狩る為に一人別行動をとる。ナル達は村に戻る途中、ライオンではない大きな足音を目撃する。ほかの狩人たちはナルの発言を信じることはなく、大きな熊だとしたが、ナルはタエべに警告すべく狩人を一人連れてタエべと合流する。
タエべは足跡の警告をナルから受けるも、ライオンの狩りを続行。そしてこの狩りはナルにとっての”試練の狩り”になるとして、狩りをナルに任せる。ライオンに襲われないように木に登り準備を進めるナルともう一人の狩人だったが、不意を突かれ狩人がライオンに襲われてしまう。対峙するナルであったが、木から転落し気を失ってしまう。
タエべによって村に運ばれたナルは家で目を覚ます。兄のタエべはその後一人でライオンを無事討伐し村に戻った。祝福されるタエべを見たナルは、今度こそ自分の力で”試練の狩り”を終わらせるべく、大きな足跡の主を追うことにする。
サリイと共に川に差し掛かった時、大きな熊を目撃する。熊を狩ろうと試みるも、逆に追い詰められてしまい絶対絶命のところに透明の大きな影が熊を戦闘を始める。熊の返り血を受け移されたその姿は間違いなく怪物(プレデター)だった。
川の流れに身を任せどうにか逃げ切ったナル。岸に上がると部族の仲間が捜索に来ていた。強引に一人で狩りを続けようとするも抑えられてしまうナルだったが、プレデターはナルを追ってきていた。部族の仲間が次々に殺され、一人逃げようとするナルは、白人が仕掛けた罠に足を取られてしまい、白人たちに身柄を拘束されてしまった。
目を覚ますと檻の中。侵略にきていた白人たちは、ナルと同じくプレデターと遭遇し、プレデターを狩ろうと試みていた。白人たちは、同じく捕まってしまったタエべとナルを餌に、プレデターを呼び寄せる。
完全な配置でプレデターを待つ白人たちだったが、作戦もむなしくプレデターの武器には歯が立たず、壊滅状態に。なんとか逃げ延びたと思われたナルたちだったが、白人の野営地にてプレデターに遭遇してしまい、タエべが交戦するも殺されてしまった。
タエべの助けもありなんとか逃げ延びたナルは、改めてプレデターを狩ることを決意。道中で見つけた白人の一人を餌に、プレデターを呼び寄せる。前回の戦闘でプレデターは温度に反応すると気づいていたナルは、血の巡りを遅くする花びらを服用し体温を下げ、プレデターに不意打ちを食らわせてヘルメットを強奪することに成功。そのヘルメットと罠を使いなんとかプレデターを討伐。村に持ち帰り一人前の狩人として認められるのだった。
『プレデター:ザ・プレイ』の良かった点:原点回帰した最強のプレデターに知恵を使って立ち向かう地球人の戦い
数が増えたり武器が変わったり…。すでに真新しさがなくなり、恐怖の対象としてプレデターを描写する為に試行錯誤していた近年のプレデターシリーズだったが、観客の心に刺さるものは少なかった。しかし今作のプレデターはそのマンネリ化を見事に解消。どんなところがよかったのか、プレデターと人間に分けて紹介していく。
▽『圧倒的』プレデターの恐怖
時代を300年も巻き戻したことにより、人類の武器は斧や弓矢など現代と比べかなり心もとないものに。プレデター側も少しは武器の退化がみられるものの、圧倒的な戦闘力で終始人間たちを蹂躙していた。
アクション映画、『プレデター』というキャラクター映画になりホラー映画としての側面が失われつつあった近年のプレデター映画から見事に原点回帰し、圧倒的で恐ろしいプレデターを見事に表現していた。血を流しながら延々と勝ち続けるプレデターはそのビジュアルも相まって間違いなく過去最凶の捕食者だった。
▽『生身』でも強い!地球上の『狩人』が魅せる戦闘
今回の主人公ナルは部族の狩人になるべく鍛錬をつむネイティブ・アメリカン最強部族の一人。つまり、今回の映画は『狩人』vs『狩人』の構図だった。圧倒的な身体能力で、近年のエイリアン映画ではありえないほど生身でプレデターと渡り合う。そこに白人との容赦ない命のやり取りが関わり物語は流れるようにエンディングに向かっていく。狩りの腕はお世辞にも最高とは言えないナルが知恵と素早い動きで戦う姿は必見。筆者が中学2年生だったら、明日にはおもちゃの斧を買って縄を括り付け投げていたことだろう。
『プレデター:ザ・プレイ』の気になった点:圧倒的展開の少なさ
『展開』とは物語の展開ではない。配信限定となってしまった今作は内容が良かった一方で圧倒的な『展開』の少なさがどうしても不満が残ってしまう。
▽大画面で見たい
今作は広大な自然の中で狩りをしながら生きるネイティブ・アメリカンを前半30分丁寧に描いていた。またアクションシーンも必見で、俳優陣は撮影時に悲鳴を上げながらトレーニングをしたという。そんなシーンたちを、できれば映画館で見たかったと鑑賞中なんども考えてしまった。
▽フィギュア展開は…?
今作のプレデターは今までにない新しいプレデターのデザインとなっていた。個人的には今までで一番気に入っている。しかし、今のところフィギュア展開などは一切なく、またメディアへの露出も少ないためディティールを確認することができない上、立体物展開が今のところなく手元に置くこともできない。個人的にはこのプレデターのフィギュアがどうしても欲しいので、ぜひとも登場してほしいところだ…!
『プレデター:ザ・プレイ』いままでのプレデターに飽きていた人も、初めて『プレデター』を観る人も必見!
作品を観るまでは正直「とりあえず見ておくか」くらいの気持ちで観ようと思っていた。近年のプレデター作品はすべて映画館で見ていたが、どうしてもエイリアンアクションB級映画の域を出なかったからである。しかし今作は丁寧に作りこまれていて、今までのエイリアン映画に飽きた人も、初めてプレデターを観る人も楽しめる作りとなっている。正直このためにディズニープラスに入っても価値があると思う。ぜひとも一度観てみてほしい。
『プレデター:ザ・プレイ』はDisney+ (ディズニープラス)にて配信中!!
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