ジェームズ・ガン、”脚本未完成”のまま制作する映画を批判 ー 「これはひどい状況」

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DCスタジオが展開するDCUシリーズは、劇場公開映画の第1作『スーパーマン』が多くのファンや批評家に支持される成功を収めたことで、好スタートを切ったと言われている。

本作はDCスタジオ共同代表のジェームズ・ガン監督が指揮をとった映画であり、NPRとのインタビューでは、大作映画における脚本未完成のまま制作が進む現状について次のように語っている。

”大作映画の製作の80%は、撮影中に脚本が完成してしまうんです。それがひどい話なんだよ、だって映画がつまらないからさ。結局は脚本がすべてなんだよね。”

ガン監督は、DCUシリーズにおいて「脚本至上主義」の方針を明言しており、過去のインタビューでは、納得のいく脚本が完成しなかったことで制作を中止したDCU映画があることを明かしている。「この映画は作れない」とまで発言し、優れた脚本こそが映画の質を決定づけるという姿勢を貫いている。

一方で、脚本が良ければ当初のラインナップに含まれていなかった映画でも制作が進むことがあり、2026年公開予定の映画『クレイフェイス』はその好例だ。

今後もこの脚本重視の方針は変わらず継続されると見られており、チャプター1として発表された映画やドラマの多くも、公開時期が未定となっている。

ちなみに競合であり、ガン監督の古巣でもあるマーベル・スタジオは、現在『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の制作を進行中だが、この作品は脚本が未完成の状態にあるとされている。出演キャストの全容がまだ確定していないことが一因とされているが、DCUとは対照的な状況にあるのは確かだ。

もちろん、撮影と並行して脚本制作が進行するスタイルで成功した映画も存在するため、必ずしも未完成の脚本が問題というわけではない。

ジェームズ・ガン監督が手掛けた映画『スーパーマン』は、2025年7月11日より劇場公開中だ。

中身がしっかりしてなければ、そりゃひどい状況ですよ

ゆとぴ

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