幻のDCEU『グリーン・ランタン』&『マン・オブ・スティール2』の構想とは? ー 『MI』監督が明かす

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DCコミックスを原作とした映画シリーズは、7月に公開される『スーパーマン』を皮切りに、本格的なシェアード・ユニバースであるDCUの展開を開始する予定である。
このDCUには前身となるDCEUシリーズが存在していたが、その世界観は実質的にリブートされており、多くのキャラクターが新たな俳優によって描かれることとなる。

しかし、DCEUにはギリギリまで新作映画の企画が存在していたようで、そのうち『グリーン・ランタン』『マン・オブ・スティール2』の構想について、『ミッション:インポッシブル』シリーズで知られるクリストファー・マッカリー監督インタビューで明らかにしている。

”絶対に言わない。言わないけど、クソほど良かったよ。本当に最高だった。思いついたのは『グリーンランタン』だった。あれは難しい作品だ。力の使い方を学んでいく過程が面白くてね。しかもその力に欠点を持たせることで、単なる無敵の存在ではなくなったんだ。(中略)どうやって緊張感と危機感を与えるか? そして、スーパーマンとどう絡ませるか?

グリーン・ランタンの能力には、いわば「充電切れ」のような概念が存在しており、その不完全さに魅力を感じたマッカリー監督は、そこからキャラクターの描き方を構想していたと語る。そして、スーパーマンとの関係性についても具体的なアイデアを持っていたという。

”ヘンリー・カヴィルにもひとつのアイデアがあって、そこからこの2人のキャラクターには共通点があるって気づいたんだ。それによって素晴らしい対立と、世界観を広げる解決が描けると思った。”

結果的に、DCEU版『グリーン・ランタン』もスーパーマンとのクロスオーバーも実現には至らなかったが、マッカリー監督は『マン・オブ・スティール2』についても詳細は伏せつつ、冒頭シーンに関するアイデアを語っている。

”僕のスーパーマン映画の最初の5分間は『カールじいさんの空飛ぶ家』を覚えてる? あれと同じようにセリフが一切ないシークエンスで、そのキャラクターのすべてを語っている内容だった。そのセットアップだけで、スーパーマンというキャラクターが何を大切にしていて、何を恐れていて、なぜその選択をしたのかが完全にわかる。とてつもないスケールの映画になるはずだった”

『ブラックアダム』においてヘンリー・カヴィルがスーパーマン役として復帰した当時、ワーナー・ブラザースはマッカリー監督に『マン・オブ・スティール2』の企画をオファーしていたとされている。しかし、ジェームズ・ガン監督が『ザ・スーサイド・スクワッド』の後に『スーパーマン』の脚本執筆を始めたことで、企画は立ち消えとなった。

将来的にDCUシリーズにおいてクリストファー・マッカリー監督が起用される可能性もあり、これらの構想が今後のDC作品に活かされることを期待したいところである。

『グリーン・ランタン・コァ』なんて作品もありましたね、、、、

ゆとぴ

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