『デアデビル:ボーン・アゲイン』第5話は仕切り直し前の名残り回 ー 主演俳優「乗り気ではなかった」

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マーベル・スタジオ製作のドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』は、概ねファンからの評価も上々で、Netflix時代からのトーンなどを引き継いだ物語で、多くのファンたちの注目を集めた。

すでにシーズン2の製作が始まっているが、The Playlistのインタビューを受けたマット・マードック/デアデビル役のチャーリー・コックスは、実は第5話『マスクの力』について、あまり乗り気なエピソードではなかったこを明らかにした。

”仕切り直しの中でも、全く変更が無かったエピソードがひとつありました。銀行でのエピソードで、オリジナルの撮影に含まれていたんです。(中略)正直言って、私はあまり乗り気じゃなかったんだ。好きじゃなかったんです。できる限り抵抗したエピソードだった

『デアデビル:ボーン・アゲイン』第5話は、マット・マードックが融資のために銀行に訪れ、そこで銀行強盗に出くわして、犯人たちを一蹴するという内容がメインとなっている。この回では『Ms.マーベル』に登場したカマラ・カーン/Ms.マーベルの父親であるユスフ・カーンが登場しており、シェアード・ユニバースを感じさせる物となっていた。

チャーリー・コックス曰く、どうやら銀行強盗そのものが時代遅れなものであり、現代犯罪としてはそぐわないと感じたことが一番の理由だったようだ。

”2025年に銀行強盗なんてありえないよ。まるで1970年代のゲームみたいだ。いまの時代はテクノロジーが発達しすぎて、そんなのうまくいくわけがないって言ったんだ。それに使用されていた武装もそれほど高度なものではありませんでした”

チャーリー・コックスの言う通り、今の時代に銀行強盗というのはあまり成功率が高くない犯罪だと言える。さらにいえば、様々なトンデモテクノロジーやヒーローが存在するMCU世界においては、銀行強盗はほぼ成功することはないだろう。

そういったリアリティの追求の意味でも、チャーリー・コックスとしてはこのエピソードは気に入らなかったようだ。

一方で評価については決して悪くはなく、批評家サイトの「Rotten tomates」でも92%の支持率となっていることは伝えておきたい。

さらに銀行強盗をヒーローが対峙するというのは、ある意味ではベタな展開でもあるが、そういったベタが逆にファンを注目させ、予定調和的な展開がファンをワクワクさせていた。
また『Ms.マーベル』とのコラボ回という側面もあったため、ある意味では「ファンサービス回」と表現することもできる。

ただコックスは第5話が、当初の方針であった「連続性を抑える」というものの一貫であり、それがそのまま残っていたとも付け加えている。

”『ボーン・アゲイン』は、もっと軽快で、連続ドラマ性を抑え、独立したエピソードを多く盛り込むはずだった。エピソード5は、以前の構想の名残のように感じられる。デアデビルが窮地を救う、ある孤立した事件を中心に、ほぼ独立したエピソードが展開されるのだ。(中略)好みは人それぞれです。あのエピソードは最高視聴率の一つだと聞いています。社内で視聴率を測ると、ディズニーの番組の中でも最高の視聴率の一つになります”

『デアデビル:ボーン・アゲイン』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

ベタな展開は結構好きです

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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